眩い朝がやってくる。冬だから冷たい風が部屋の中でも吹き布団から出たくなくなる。だけれど遅刻してしまうと思い、起きて顔を洗う。いつもこの時思う。 今日も醜い顔 と。別になにか傷や火傷の跡がある訳では無い。ただ普通の顔。ちゃんとした顔だけど美人でもなく可愛くもない。もし漫画に出てくるとしたら私は名前もないセリフもないただのモブ。 脇役 だ。はぁ…と溜息をつき顔を洗い、制服に着替える。丈の長いスカート、リボンをつけなければ着れないブレザー、白か黒しか履けれない靴下、基本とした制服だった。もう3年間も着ていたから少し服がよれていた。着替え終わり朝ごはんを食べ、歯を磨いて学校へ行く。ただの普通の女子が普通の生活と 普通 の恋をするだけのもの。重要さは何もない。家のドアを開くと、家の中よりもっと寒く冷たい風がぶわっと吹いていた。寒、と思いながらもマフラーしといてよかったと安心もしていた。学校からはあまり遠くは無い。15分程度だった。歩く度、私は周りの景色を見ながら歩く。いつも早い時間に家を出るからやはり外に出ている人は少なく、居てもおばあさんや仕事場に行くサラリーマンが数人程度だった。けど私は、そのガヤガヤしていない静かで殺風景なこの景色が大好きだった。落ち着くし、何より 自分の世界 に入りやすくてとてもいい。あぁこのまま続けばいいのに、と思いながら私は向かっていた。
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