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「(おいっ、高井これどういう状況?)」
「(僕だって知りませんよ!)」
ひぇ〜、黒服のサングラスで厳つい人なんてアニメでしか見た事ねぇよ
「(高井…これ俺たち殺される?)」
「(物騒なこと言わないでくださいよ)」
「殺すわけないだろ」
もう俺…チビりそう
「最近の子は何が流行ってるの!」
え?高井と俺はその言葉に動揺した
運転手のおっさんが優しそうな顔で言った
「………俺の周りは音ゲーやってる奴が多いですね…」
「なんだそれっ!俺の時代なんてポ〇ベルだったわっ!」
そういいながら大笑いした運転手
それにつられて他の人も
「俺なんてずっと親に反抗してた思い出しかねぇわ!」
「お前今でもだろっ!」
そういいながら黒服の人たちが大笑いする中
高井と俺は地獄のような雰囲気に追いやられていた
「着いたぞー」
「もうヘトヘトですっ」
「安心しろ…俺もだ」
着いたのはどこからどう見ても金持ちが住んでいる豪邸だった
「津野様と高井様ですね。
御足労頂きありがとうございました。」
いや、なんで俺らの名前知ってんの?
「あ、やっほー」
「心琴!?なんでこんな所に…」
「俺もよくわかんない…」
「心琴様、これからお出かけになられますか?」
「はい、すみません絃葉と奏汰を任せる形になり、」
「滅相もございません。戻られる際皐月様にご連絡なさってください。 」
「わかりました。ありがとうございます!」
「(まって高井なにこれ)」
「(だから俺も知りたいですって!)」
「お気をつけて行ってらっしゃいませ」
「おいおい!心琴説明!」
「だ〜か〜ら〜、俺もあまりわかってないんだって」
「心琴さん引っ越したんですか?」
「いや引っ越してないよ、なんか居候みたいな感じになってるかも」
心琴本当にどうしたのだろうか…
きっと家族関係なのは確かだとは思うけど
「心琴さんっ」
安堵のあまり、全身で彼を受け止めるように抱きしめた
「えっどうしたの?」
「………もうっ!本当にビックリしたんですよ!」
「ごめんごめん」
これから俺はどうなっていくのだろうか
「てかどこ行くー?」
「周さんの家から近いところって何があるんだろ」
「周って誰ですか? 」
あ、そうじゃん!高井はあいつと会ったことが
ないのか…え?やばくね?
「周さんはあの家の持ち主だよ」
え?
「え?」
「え!?あいつが!?あの家!?」
「津野…あいつなんて失礼だよ」
「あぁ、ごめん」
あの人があんな大金持ちだったなんて…
俺めっちゃ失礼なことしかしてねぇよ
「あっここからだったらこことかどう? 行ったことないけどゲーセンとか色んなのあるよ」
「え!なにそれ行こ行こ」
てかまってよ、お金は口座で引き落とすとして…でも出る時メイドさんにカバン持たされたんだよな
「あっカバン部屋に置いてきてしまったので取りに戻ってもいいですか?」
「いえ、こちらに用意しております。 心琴様こちらをご使用ください。」
この人本当に準備良すぎて能力者と疑ってしまう時がある
「俺が使ってたカバンじゃないんですけど、」
「心琴様のカバンは紐がちぎれてましたので、そちらは心琴様専用のカバンです。
皐月様がいつどんな時でも使って良いと仰られておりました。」
周さん何を入れたんだろ…しかもなんか高そうなカバンだし、
一応前のカバンに入ってたやつは全部ある…
あと、なんだこれ?カード?
「心琴さん何してるんですか?」
「カバンの中身を確認してただけだよ」
「あ!それブラックカードじゃね?」
「それ僕も思いました…いかにも凄そうなのが伝わってきます」
やっぱりこれすごいカードなのか、
これを俺に持たせるなんてどういう神経をしているんだあの人は、
「ここじゃね!」
「でっかぁ、」
「でかいなぁ」
「僕たち黒服の人達に無理やり車載せられたから無事に帰れるのかが心配です」
周さんはどのような指示をしたのだろうか…
「俺心琴の家に泊まる気でいたのに」
「なにそれ聞いてない」
「言ってないもん」
こいつ…
入ってみたらショッピングモール、ゲームセンター、図書館、飲食店、美術館、 見たことない高そうなお店もあった
「俺腹減ったわぁ」
「どっか食べいきますか」
「えっと飲食は…10F、 」
「俺都会は年1でいいわ、」
「僕もです…」
「肉うまっ!」
「心琴さんこっちのお肉もうまいですよ」
「うん、上手いね」
「おい!俺にも食わせろ!」
次来る時は奏汰達も一緒に行きたいな
色んなところを回って空が暗くなった頃
「でもやっぱ少し高いな」
「まぁこんなもんですよ」
「もう結構見たんじゃない?」
「帰るか〜!」
こういう時って周さんに帰りますって言うべきだよな?
「周さん今から帰ります。」と、
ピロンッ
返信早っ
「今からそっちに車が来るから少し待ってくれ」
え?車?ここの場所わかるの?
「ねぇ、今からここに車来るらしい」
「こんなにいい待遇受けていいのかよ!」
「足疲れたから有難いですねぇ、ってことはまたあの車に乗らないといけない…」
こんなに2人が絶望顔になるなんて…
俺も怖くなってきたよ、