この小説は一切ご本人様に関係ありません。
wrwrd
kn×ut
⚠病み表現⚠
⚠暴力表現⚠
わんく
k「あ゙ッはは…w」
頭に響くお前の煩い笑い声が好きやった。お前のツンツンとした短い金髪が好きやった。熱しやすく冷めやすい所も、表裏のない所も、ポジティブな所も全て。大きく口を開けて笑う時に見える八重歯が可愛いくて、まだ少し少年心のあるお前が俺は好きや。やけど、時々見せるお前の瞳の奥は何処か虚ろで、渦を巻いている様に見えるその瞳だけ、
気に入らんかった。
u「…シッマ、」
k「、ん~?なんや、大先生。」
ある日、お前のことを俺の自宅に招いた。少し俺の自宅で飲まないか?そう誘っただけでお前は何の疑いも無しに、その誘いに飛び付いた。これも長年の付き合いが物を言わしているのだろう。俺達はせっせとやる事を済ませ、帰る時にはもう外は真っ暗だった。
近くのコンビニに寄り、酒やツマミを買って俺の自宅に向かった。
k「邪魔すんで~!!」
u「邪魔すんなら帰って~、笑」
k「あいよ~!w」
u「ちょおい、wマジで帰んなやw」
なんて、他愛もない談笑をしながら自宅へ上がる友人。外靴を脱ぎリビングに向かい、ソファの目の前にある机にコンビニで買うた物を乱雑に置き、二人してぐったりとソファに腰掛けた。少し窮屈なソファでおじさん二人がぐったり…なんとも地獄絵図だ。
少しの沈黙が俺等の間で流れるも、苦の時間ではない静寂が続く。ふとTVの電源を付け、酒缶を開けた。
k「おぉ~い、酒飲むん早ないか?」
u「ん~?ええやろ、飲みたいから買ってんねんから。」
k「…それもそうやな、」
そう俺の発言に同意し、友人も酒缶に手を伸ばし蓋を開けた。プシュッ、と炭酸の抜ける音が彼の手元から鳴る。喉仏を上下させながら、美味そうに酒を飲む友人に少し釘付けになってしまった。酒口から口を離し、机に飲みかけの酒を置きTVに視線を移した。
俺も彼に流されるようにしてTVに視線を移す。
k「…、」
u「……。」
そして再び互いに沈黙が訪れる。だが今回はTVが流されているからか、先程よりもゆったりとした何処か落ち着く空気感が漂っていた。そして俺は、ふと友人の首を見る。彼の赤のTシャツに黒のボーダーが入った目立つ服、少しダボッとして首から鎖骨にかけて大きく空いていた。
k「…なんや。」
u「…いや?美味そうに酒飲んどるな~て…、」
そう言って俺はまだ開いていない酒缶に手を伸ばし、蓋を開けた。プシュッ、とまた炭酸が抜ける音が鳴る。そしてその酒を勢い良く自分の口に流し込んだ。半分程飲んだ所で酒缶から口を離し、友人にその酒の口を向ける。
k「…おいおい、俺まだ飲みかけの酒あんねやけど…。」
u「…まぁええやん、ほら。」
k「…ん、」
少し困惑している素振りを見せながらも、俺の手にある酒を受け取り残りの酒を彼は飲み干した。そして空になった酒缶をまた机に置き、その勢いで彼は飲みかけの酒も飲み干した。俺はその友人の勢いを見詰めるだけで、特に言葉は掛けなかった。
k「ッはぁ゙~~…、、俺やっぱ…この酒の方が好きやわ…笑」
u「…度数ひっく、子供舌やんw」
k「うッせ、…w」
そんな他愛もない談笑をしながら時間を潰す。時刻が午前2時を回る頃、すっかり彼は酒に飲まれてしまった。狭いソファで横になり、肘掛けの所に己の頭を乗せ目を瞑り眠っていた。そんな友人を俺は見詰めた。
k「……、」
u「…。」
起こす訳でも、変な妄想を膨らます訳でも無く。ただジッ…と、彼を見詰める。頬を火照らしやや口を開け間抜けな寝顔を晒す彼の顔から、ゆっくりと彼の首辺りに視線を落としていった。彼の身体は無防備で、軽い悪戯なら起きる気配はなさそうだった。
u「…、」
俺はそんな友人の首元に、自分の両手を添えた。彼の首は温かく、小さく脈を打っていた。そんな友人の首に、ゆっくり…ゆっくりと自分の両手に力を加えていく。彼が呼吸する度、彼の首と自分の両手が動く。脈打つ時も、その振動が自分の手に響く。
u「……。」
k「…ふ、…ぅ゙……。」
どくん、どくん…自分の両手にはその振動が何度も続く。ヒュー、ヒュー…友人の口からは静かに彼の呼吸音が鳴っていた。俺がこの両手の力を一気に加えれば、彼は驚きその衝撃で飛び起きるだろう。…まだ、俺はゆっくりと彼の首を絞め上げていく。
k「…ッ、ぅ゙…、、ふ…っ……ん゙ッ…ぅ…、」
彼は唸る、それも小さく。僕の友人は今微かに唸りを上げた。段々と彼の表情が曇っていく、苦しいのだろうか、辛いのだろうか。俺が両手に力を加えれば加えるほど、彼の表情は歪んでいった。そして、彼はついに重そうな瞼を開けた。
k「っ…だ、ぃ゙…ッ……せ、っ…」
u「……ッ゙、!!」
僕はその瞬間、一気に彼の首を絞める。彼もほぼそれと同時に目を見開き、苦しそうな悲鳴を出す。濁声に近い彼の唸り、小さくも自分の耳に残る呻き声。とてもじゃないが、聞いていられなかった。
k「ッ゙、がッぁ゙…あ゙…ッッ」
u「ッふ、ぅ゙…ッ!!」
彼の両手が俺の両手首を掴む。彼の手には力が込められておらず、か弱く俺の手首を握っている。互いに冷や汗が吹き出す、いや…彼は焦りも混じった汗だろうか。彼の瞳は俺の両手を見ていた、眉尻を落とし眉間に皺を寄せて口を半開きにしている。
u「ん゙ッ、く…ッ゙、ふ…っっ゙!!」
k「っ゙か、ッッはぁ゙…ッ…ぁ゙…ッゔ…ッ」
彼の首の脈が速まる、間を許さず連続の振動が手に響いた。だが俺の両手は緩めない、力をもっと、もっと加えた。友人は歯を食いしばる余裕もないのか、口を開き涎を垂らす。そして彼の目元には涙が薄っすらと浮かんでいた。彼は苦しそうに、表情を歪ませる。
u「ッゔ、ぅ゙…ッッ!!!っふ、ゔ…ッ!!」
k「ッ゙…ッふ、…ぅ゙ッッ……ぁ゙ッ…あ゙…っっ」
彼の濁った瞳が天を向いた。そして段々と小刻みに痙攣しだす、彼の表情は青く、青く染まっていく。それを合図と言わんばかりに、俺はより一層力を加える。自分の両手から腕に掛けて震え出しても尚力を加える。自分の眼鏡のレンズに水滴が落ちても、尚のこと続ける。
u「ッん゙、っふ…!!ぅ゙…ッ!!!」
k「ッは…っ、だッ…ぃ゙…ッ…ひぇ゙、っっ…」
u「っっ…ぅ゙、!!…あ……ぁ゙…ッ、、」
嗚呼…無理だ。…そんな想いと共に俺は手の力を緩めた。すると先程まで仰向けになっていた彼の上半身が勢い良く起き、咳き込みながら彼は必死に体内に酸素を取り込む。彼の涙が頬から顎に掛けて伝う。苦しそうに咳き込み、咽返りながらも激しく肩を上下させながら彼は必死に息をする。
目を見開き、痛々しい跡が付いた首には己の片手を添えていた。青かった表情が次第に良くなっていく、そんな友人を見て俺は呆気に取られる。
k「ッはああ゙ぁ゙ッ、っ゙!!!ッヶほッ、がハっっ゙…ひゅ゙ッげほッ゙ッ…」
u「ッは、ぁ…っっ…、あ…ぁ゙…ッ…ひ、ぃ゙…ッッ」
次第に俺は正気になっていき、表情を歪ませ涙を流す。頬を伝い重力のままに流れる自分の涙とは裏腹に、彼のそんな姿を自分の瞳に映し込み上げてくる吐き気。咄嗟に俺は自分の口元に両手を当てた、そして目を瞑り肩をすくませながら謝罪を繰り返した。
u「ッごめ゙…っ、ごめんさ…ッッ…ひッぐ、ぅ゙…っ…すみ゙ま゙…ッせ…っ゙っ…」
k「ッふ、ッッ…ヶほッ…ぅ゙…ん゙ぇほ…ッ、ふ…ぅ…ッ」
u「ごめんな゙さ…っっも゙ぅ゙…ッむぃ゙…ッすみ゙…ッ、ゃ゙…ッだ…っ゙、ごぇ゙んらさ…ッ」
俺は全身を震わせ、小さく謝罪を繰り返す。彼の耳に届かずとも、何度も…何度も謝罪を繰り返した。彼から視線を外し、前屈みになった。怖くて、苦しくて、辛くて、もう何もかもが嫌になりそうで、目の前の現実から目を反らす様にして謝罪を繰り返す。
k「ッふ、ぅ゙―…ッッ…ん゙、ふ……ッ」
u「ゔ、ぅ゙…ッ…ひぃ゙ッ、…ごぇ゙んらッッ…ごッめ゙…ッ、ぅ゙…ぐッ…」
k「…ヘタクソが…、何で上達しぃひんねん。」
そんな彼の普段とは程遠い言葉と声の重たさに血の気が引く。自分の鼓動が速まるのが感じる、彼の先程の脈よりも明らかに速い。彼のその言葉のせいでより一層恐怖心が増し、目を強く瞑った。呂律が回らなくなっていくのを感じる、恐怖心で身も心も埋め尽くされていった。
k「……なぁ゙?鬱?」
u「ッッ゙…あ…ぁ゙…、、ごッ…め゙、…ちがッぁ…ぅ゙…ッひ…ぃ゙…ッ゙」
彼に無理矢理顔を上げられ、目線を互いに交わされる。目の前が自分の汗や涙でぼやけていても尚分かる彼の表情に、悪寒が走る。彼の瞳はまるで泥が混じった水溜りの様になって見えた。首元の血管は浮き出ており、どう見ても彼は怒りを露にしていた。そして俺はゆっくり彼の押し倒される。
u「ッあ゙…ぁ…、あ…っ゙……ゃ゙…だ…ッ…ご、ぇ゙…ッら゙…ッッ゙」
k「……ん゙、…」
u「ぁ゙…ふ、あ…ッぁ゙……」
俺の半開きな口に彼の唇が重なる。そして数秒も経たずに、すぐに彼の舌が俺の口内を掻き回す。くちゅ…ぢゅ…、そんな卑猥なリップ音が俺の脳を攻撃するかの様にして、わざとらしく彼はリップ音を出す。そしてすぐに彼は口を離す、すると俺の舌と彼の舌に透明な糸の橋が掛かった。
k「ん、は…♡」
u「ッか、ふ…っ゙……ぅ、あ…ッ」
するする、と手慣れた手付きで彼は俺の衣服をゆっくり脱がしていく。…俺は今、彼に虐げられている感覚に近い。彼の懇願の末、こんな事を何度も繰り返している。何も楽しくない、何も得られないこの行為が…辛い。ただただ、俺の精神が擦り減っていくだけ。
u「ッあ゙…ぅ゙……ゃ゙、だ…ッ゙……」
k「…ふ、はは……♡」
俺の表情は歪み、目に涙を浮かべていた。身体を小刻みに震わせ、いやらしく動く彼の手を目にして恐怖心がより一層膨らむ。すると彼は口角を上げ、小さく笑い声を上げた。そして濁っている彼の瞳に初めて、光が宿る。その光景はまるで、濁った水溜りに太陽が光を射すようだった。
終わり。
不同意な暴力、不同意な口付け、不同意な性行為…。何もかもが不同意なのが、作者の最大の幸福。作者はドロッドロなストーリーが大好きです。
では、次の投稿でお会いしましょう。
コメント
13件
あああああ最高です……!!!!! knさんに懇願されて首絞めちゃうut先生もめっちゃ好きだし上手くいかなくてキレちゃうknさんも大好きです……!! 「怒る」っていう行為の表現の仕方がとても刺さりました…
不同意最高なの分かりみすぎます🫶🏻🫶🏻🫶🏻🫶🏻 ut先生が同意無しで首絞めしてるんじゃなくてknが同意した上でやれって言ってるの鼻血案件すぎます🫶🏻 不同意のこととはいえknさんに強く反抗できないut先生可愛すぎる🤦♀️🤦♀️
あああああああああああああ 美味しい☆(?)