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怖い夢を見た。
「次は私か…」
あぎょたんが突然私の元からいなくなってしまったとんでもない悪夢。
今日はあぎょたんは飲み会。そんな中「おかえり」を直接絶対言いたくて起きていたのだが…どうやら机に伏せて眠っていたらしい。
「はぁ…」
こんな時に限って…
変な人にうざ絡みされてないかな…
早く帰ってこないかな…
また寝たらあの夢を見ちゃう…
「…うぅ…泣」
昔から一人が嫌いで泣き虫な私。
幼少期は一人になるだけでわんわん泣いていた。
…そんなのとっくに彼と克服したはずなのに。
今日は色々あって疲れたからか、心がボロボロだ。
「あぎょたん…あぎょたん…泣」
私は泣きながら震える声で彼の名前を呼び続けた。
そんな事をしている時…
ガチャッと玄関からドアの音が聞こえた。
『ただいまぁ…!』
それと同時に「ただいま」と言う声が聞こえた。
その声はとても明るくて大好きで一番安心する声だった。
「…!あぎょたん…!」
『〇〇ちゃん!ただいま!』
「…おかえりぃ…泣」
『なんで泣いてるの?!』
「…わぁぁん…泣」
私は安心したのか、感情が爆発してつい号泣してしまった。
少し呼吸も落ち着いた時…訳を話した。
『…怖い夢見ちゃったのかぁ』
「あぎょたんが居なくなっちゃう夢みて…」
「どこって探しても見つからなくて…」
「不安になって泣いちゃった…」
『そっかぁ…』
『…もう大丈夫だよ…俺はここにいるよ。』
「…っ…!」
ぎゅっと抱きしめると安心する彼の匂い。
そのおかげか再び眠気が襲ってきた。
『…眠い?』
「…ん…」
『こんな所で寝たら寒いからさ、寝室行こう?』
「でも寝るのが怖い…」
「またあの夢を見ちゃったら…」
『大丈夫だよ!今度は俺がそばにいるから!』
『ね!俺が近くに居れば怖くないでしょ?』
確かに怖くない。
大好きな人が側にいれば安心して眠れる。
「…うん。」
『よし、夜も遅いし寝よう』
「うん…」
私は目を擦りながら答える。
そして眠い体を少し無理矢理起こして寝室まで歩いた。
『…怖くない、怖くない。』
『ずっと側に居るよ。』
あぎょたんはそう言って抱きしめてくれた。
そんな中私は…すやすやと深い眠りに落ちていった。