テラーノベル
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この短編集メモにも使ってるので1話から3話、3話から10話という訳分からん飛び方してますがお気になさらず🤣
❤️×💚
風呂で浮かんできた駄作です🥲︎
♡、フォローなどお願いします…|´-`)
「だてさッ…っ、はぁ、」
「、?!何、どうしたの」
雨の中、傘もささずに走ってきたおれの…片想い相手。
息も絶え絶えな彼をタオルで迎え入れた。
少々粗めに拭いていると 痛て、という声が降ってきた。
ビクッと跳ねたからだに目を凝らすと、所々あざになっていた。
「なにこれ、……阿部?ちゃんと言って」
「ッ…先輩に、やられた」
「っは?!」
先輩、とは阿部の恋人であり、付き合いは長い。
先輩がいるからおれは身を引いたのに。
ソイツにやられたと来たら黙っちゃおけない。
「あのねっ、先輩、おさけ飲んでてッ…いらいらするって、おれの事…」
「阿部…」
「おれ嫌われちゃったのかなぁ、…っ」
「おさけはその人の本性が出るって言うからね…、」
「ぁれが先輩の本性、なの?」
肩を震わせて泣きついてきた阿部。
余計なこと言ったかも。
ただ、阿部を抱きしめた。
チャイムが鳴った。
インターホンなんて確認せずに扉を開けた。
これが、いけなかった。
「…阿部、いるかぁ?」
「ッ…!!!!」
先輩だった。顔は赤く、挑発するように俺の顔を覗き込んできた。
このままだとまた阿部が殴られる。
それだけは防がないといけない。
おれは力強く扉を閉め、阿部の元に駆け寄った。
「隠れるぞ!」
「ぇ、あ」
困惑する阿部を無視して、トイレへと入り鍵をかけた。
力任せに玄関の扉を閉めたけど、鍵までは掛けていない。
それが分かればすぐに入ってくるだろう。
阿部は俺の腕にしがみつき、嗚咽を漏らしていた。
「ぉれ、間違えちゃったのかな…、先輩はおれの事好きじゃなかったのかな」
「…そうかもね」
阿部は目を見開き、こちらを見た。
おれも、目線を合わせる。
「そんなやつ辞めて、俺の女になれよ」
「…なにそれ、ドラマみたい、てかおれ男だし」
苦しそうに笑った阿部の顔を持ち上げ、震える唇をなぞった。
その瞳には迷いと悪、そして淡い期待の色が滲んでいた。
やがてそれは、雫となって彼の頬へと流れる。
押し倒して、顔を近づける。
阿部は抵抗なんてしなかった。
瞳は蕩け、頬はほんのりと紅潮している。
「…阿部がわるいんだからね」
「ん…」
色めいた唇にキスを落とした。
「…すきだよ…っ、」
「……、わるいひと、♡」
もう阿部はおれのもの、♡♡
コメント
1件
Sっ気のある舘様最高!!(^q^)🌹