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あの黒いバラはまるで
僕は最近花にハマった。まあ、理由と言っては色々種類があるし、花言葉を調べるのが好きになったからだ。
「ねえメガネ」
「なんだい?」
今のはシグって言う虫が好きな奴だ。毎回振り回されて大変だけど。
「虫取りに行こ」
「まあ、いいぞ」
まあ、虫見を見つける為じゃなくて花を見つけるためだけど
森で僕は不思議な匂いがした
「何か匂わないかい?」
「わかんない。」
「そっか」
気のせいかと思ったけどやっぱり何か変な感じ
「あっち探してくるよ」
「分かった。行ってらっしゃい」
匂いのする方へ向かうとそこには色とりどりの花があり、その真ん中には綺麗に輝いた湖太陽が反射しているからだろうか、眩しい。
そこである花に会った、黒いバラだ
珍しいなと思いつつもじぃっと見つめていた。
____パチッ
あれ、眠っていたのか。
目を擦りながら起きると何も無い。暗く、静かな場所だった。
「あれ?おーい!シグー!」
返事は無い。反響もしないから静かすぎて怖いぐらいだ。
「ク・ル・ーク」
突然後ろから声をかけられた。後ろを振り返るとシグらしき人がいた。
「…シグかい?」
「そんな所だよ。僕は黒いシグ」
「じゃあ黒って言わせてもらうよ」
黒という人は目が両方赤く、両腕が青黒い。綺麗な目と髪をしていた。
黒に君は誰なのか、何処から来たのかと幾つか質問をした。そしたら全て答えてくれた。それも、丁寧に細かく。
「聞くけどここはどこなのかい?」
「ここは簡単に言えば僕の創造から造られた世界。まあ、僕の夢の世界とでも言えるね」
「そうかい。」
疑心暗鬼だが、信じる事が出来た。
「僕をあそこに返してくれないかい?」
「それはやだ。」
「何故?」
「ずっと孤独で寂しかったから。クルークが1番大好きになったの。」
「…」
「だから一緒にいてくれる?」
「それは出来ない。」
「何で…?」
「一緒に居る事は出来ないけどまた夢の中で会おうね」
そう言って頭を撫でた。
「…!うん!」
その時僕の後ろに扉がでてきた。
「あれが向こうの世界に帰れるよ」
「ありがとう。」
立ち上がり、黒に背を向け扉の前に走った。扉に入る前、振り向くと黒が手を振っていたからてを振り返した。
「…ネ。メガネ、」
「ん…あぁ、シグかい」
「うん。」
立ち上がると黒いバラが手に添えられていた。黒からの贈り物かな?と思いながらシグと雑談しながらそれぞれの家に帰った。
図鑑で花言葉を見ると驚愕した。
黒いバラの花言葉は
「貴方をを呪う」「永遠の死」「恨み」「憎しみ」