テラーノベル
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rrm×gt
🔞無し
なんでも許せる人向け
『』→ぐちつぼ
「」→ぐちつぼ以外
『、、、最近ロマンさんと仲良いよね』
「そーなのっ!昨日なんかねー2人で夜の2時まで恋バナしちゃった!」
『へー、、、』
「なにその反応〜。そっちから聞いてきたんじゃん」
『ふぁーねよ』
「はぁ?もういい!いいむ部屋戻るっ」
『、、、』
「、、、」
ガチャン
自室の扉が閉まる音が響いた。
小さく「おやすみくらい言ってよね」とりりむが小言を言っているのが聞こえる。
たしかにおやすみくらい言うべきだった。
そう思いながらベッドに突っ伏する。
なんでだろう仲が良くなった証拠なのか喧嘩が増えた。
喧嘩と言っても次の日になれば忘れちゃうような小さな言い合い。
それでもこうやって後悔を残して1人で眠ることになるとどうしようもなく寂しくなる。
『はぁー、、、』
大きくため息をついた。
ちーのに言ったら「お前が悪いやろ」って一蹴されるんだろうけど、たしかに俺が悪いんだろうけど!
でも不機嫌になるのは不機嫌になる理由があるのに。
「お前は基本“察して”スタイルやからなぁ。ちゃんと言わな分からんよ」
『、、、ちーののくせに的を得たこと言うな』
「なんやねんお前」
慰めてほしかったのに正論パンチをくらっていじけながら葉っぱを千切る。
察してスタイルか。
確かにそうかもしれない。
『俺ってやっぱめんどくさい?』
「その質問がもうめんどいわ」
『ええー』
言いたいことは言わないし言った方がいいことも言わないし好きはなかなか伝えないしすぐ嘘つくしなにかと騙そうとするし頑固だし機嫌が表にでるし、、、
こう思うと俺ってめんどくさいな。
『でもさぁ!りりむさんだって大概めんどくさいし』
「どっちもどっちや!」
「おはよ〜ございま〜す」
話しているとひょこっと群青ロマンが顔を出した。
「おはよ」
『はよざいまーす』
「なんか服かわいい〜!どっか出かけるん?」
珍しくピンクの服を着たロマンにちーのが絡む。
りりむが好きそうな服だ。
「そーなの!りりむちゃんとデート行ってくる」
『は』
「おおいいね!いってら〜」
「いってきまーす!」
ロマンは楽しそうに出かけていく。
俺は採ったばかりの草を握りしめる。
デート?俺への当てつけか?
りりむさん怒ってんの?
俺が昨日不機嫌だったから?
いいよね2人は部屋改造して2人部屋にしていつも一緒に寝てさ。
俺と喧嘩してもりりむさんにはロマンさんがいて、俺に傷つけられたりりむを慰めるのはロマン、、、。
そりゃ仲良くなるし、、、え、とられる?
そりゃロマンの方が性格いいし可愛いし相性いいだろうし一緖に過ごしてて楽しいかもしれないけど、、、。
思い返せば2人は最近やけに仲がいいし距離が近いし、甘々な雰囲気を纏ってることがたまに。
考えれば考えるほど血の気が引いていく。
「どうすんのかなぁ〜ぐちつぼちゃ〜ん?」
そんな俺を見てちーのはニヤニヤしながら煽ってくる。
どいつもこいつも俺をイラつかせる。
「“行かないで欲しい”も察してすんの?行っちゃうよ。いいの?」
『、、、でもりりむさんは俺よりロマンさんといるほうが、、、』
「りりむさんが〜、ロマンさんが〜じゃなくて!お前はどうしたいん。行ってもいいんかって!」
『、、、やだ』
「じゃあどうすんの」
『、、、』
背中を押されて駆け出していた。
嫌だ。嫌に決まってる。
同性だからとか関係ない。
だってまだ起きてからりりむさんと顔合わせてない。
昨日から仲直りしてない。
まだ寂しいのなおってない。
とられたくない。
家を出てすぐ2人の姿が見えた。
あー、なんか人多いしやっぱ突然追いかけてきて、キモいかもなあ。
そう思いながら足は止まらない。
手が届く場所にいるのに手を伸ばさないのはおかしい。
手を繋いで歩く2人。
俺はご機嫌に鼻歌を歌いながらスキップするりりむに手を伸ばす。
ぐいっと2人を引き剥がし強く抱きしめた。
ロマンが驚いて俺を見る。
「えっぐぢづぼさん?、、、どーしたの?」
バックハグで顔は見えてなかったのにすぐに俺だと分かってくれる。
俺が強く抱きしめて離そうとしないからなにかを察したのか優しく声までかけてくれる。
『、、、俺の方が先に好きだった』
「え?」
『ロマンさんよりも俺の方が先にりりむさんのこと好きだった』
「うえっ私?」
何言ってんだ俺。
なんでガキみたいに張り合ってんだよ。
シンプルに行かないでって言えばいいだけなのに。
、、、でも先に好きだったら偉いみたいなさ、ないかな?そういうの。
「あははっ大丈夫知ってるよ」
りりむはくるっと振り返って俺の顔を見た。
ものすごく嬉しそうに頬を赤らめて可愛い顔をしたりりむと目が合う。
「わ、私別に恋愛の意味で好きなわけじゃ、、、」
『え、そぉなの?』
「デートって言われて不安になっちゃった?」
『、、、』
なんで分かるんだよ。
なんですぐ察してくれるんだよ。
その優しさに甘えてきたんだ俺は。
『じゃあ、、、いっか、、、』
そっとりりむを離す。
「“行かないで”って言わなくていいの?ぐぢづぼさん」
もう全部察されてるし。
りりむは優しく俺を見る。
たまに自分がすごく幼く思える。
普段はガキなりりむが俺を子供のように愛でるから。
『でも、、、俺からは離れないよね?』
「んふっ離れないよ」
じゃあ大丈夫、と言って一歩離れたらりりむが背伸びをして小さい手で俺の頭を撫でる。
もちろん俺も離れないよ。
どれだけ喧嘩しても俺にはりりむさんしかいないから。
『、、、その、あんまくっつきすぎないでね、』
「分かった!あ、でもいいむすぐくっつきたくなっちゃうから我慢した分帰ってきたらぐぢづぼさんにいっぱいくっついていい?」
『まあ、考えとく、、、』
「んふっ、じゃあ行ってくるね?」
「あのー、、、すんごい気まずいんだけど私このままりりむちゃんと出かけていいの?」
『あ』
完全にりりむしか見えてなかった。
周りの人からちょっと視線感じるしロマンは気まずそうだし最悪だ。
『帰るわ』
くるっと踵を返して家にダッシュする。
恥ずすぎる。
あーまじで俺ダサいしかっこわるしい女々しいし、、、でもちゃんと言えたよ?
『ちーの!』
家で叫べばちーのが出てくる。
『、、、言えた。』
「良かったやん」
『褒めて』
「そこは俺にありがとうやろ背中押してやったのに」
ちーのはそう言いながら嬉しそうに笑う。
これからは察して、は控えめに。
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