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「ねぇ先生、一緒に死のう?」
突然押し倒されその言葉を放たれた。
俺は榊大洋。
高校で理科の教師をしている。
理科の担当をしながらもクラスを受け持っているわけだが、俺が担任をしている1-Aは問題児ばかりのクラスだ。
ヤンキーにお調子者、不登校や不純異性行為をしているやつだっている。
そして今日から新たに転入生がやってくる。
その生徒は前の学校では不登校だったそうだ。
だからかこの学校でも保健室登校となる。
当然クラスメイトの前では自己紹介はせず、
俺が名前や性別を生徒たちに伝えるだけとなる。
「みんな座れ。今日からこのクラスに転入生がやってくる。この場で直接自己紹介をすることはないが、名前は桜崎実里で性別は女。これから保健室登校となる。仲良くしてやってくれ。それと桜崎は人見知りらしいからあんまりちょっかいかけるなよ。」
クラスがざわつき始めた。
「人見知りの女子だって!一番かわいいやつじゃね?」
「いやでも顔によるだろ。可愛くなかったらやだよ俺。」
「男子最低ー笑。手出す気満々じゃん笑笑。」
まぁこのクラスならこうなると思ってたよ…。
「あんまり俺に迷惑かけるようなことするなよ。」
多くの生徒が口をそろえていった。
「当たり前!大ちゃん先生には迷惑かけないって!」
「はぁ。その言葉が本当だったらいいけどな。」
俺はホームルームが終わった後保健室に向かった。
「コンコン。」
「桜崎いるか?」
姿が見えなかったのでベッドを覗いてみると…
「うわっ!!!」
突然誰かに押し倒された。
「ねぇ先生、一緒に死のう?」