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なつとは同じクラスだからこそ、いつかはバレるだろうが、それでも今となっては平民の私には構うことなどないはずだ。
「あんま調子に乗らないでよね！」
クラスの女子が平民となった私を攻めたてる。
…私には関係の無い話だ。
調子に乗った、なんて記憶は無い、
むしろ座を降りたんだ、立場はわかっている。
「…気に障ることをしたなら謝るけど、」
「ただの嫉妬だったら、ださいよ。」
当たり前なセリフを吐くだけ。
それ以上何を望まれても私には何も無い。
「はぁ？何言ってんの…、」
「私たちが望んでるのはあなたの立場よ！？」
立場…、そんなものは降りた以上戻る気がない、私の意思以上どうしろと？
「あなたいい座にいたんだから、すち様と婚約してよ…。」
は？
「私たち女子はそれを望んでたの！」
「なつ様でもいるま様でもこさめ様でもなく、あのイケメンハイスペ王子、すち様との婚約を！！ 」
「…はぁ…ｯ」
「なのに何よ、座を降りるって、」
「頭が高い。調子に乗らないで。」
「…。」
この人達は何を言ってるんだろう。
すちはみこととの婚約が決まっている。
私に入る隙などないと見ててわかったはずだ。
何を言うのか、
「…私が入る隙などなかったでしょ、？」
「んなの気合いよ！」
「魅了しなきゃ、女はそれが武器じゃん！」
なんだこいつら。
「出来ないなら虐めさせてもらう。」
「あなたの立場が戻るまで！」
「…はぁ、」
何にしろ、こうなるんだね。
「…努力します。」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「すち…」
「ぇ、ぁらんらん！やほ、…どうかした？」
「……ﾁﾗｯ」
何物陰でガッツポーズしてる女がいるんだよ。
「………みこ、ちゃ、ん？」
「ぁ、うん！」
「とは最近どう？」
「ぇ~ん~ｯ、みこちゃんはね、最近よそよそしく手繋いできて~、細かいこと気にして、すぐ謝ってくるんだけど、」
「それもそれでいい…(」
「とにかく可愛い子！ﾆｺﾆｺｯ」
「らんらんも話してみる~？」
「…ぃや、いいや…」
「ごめん、またね。」
「ぁ。うん、、、暇ちゃん達話したがってたよ」
「…ﾁﾗｯ」
全力でバツを作るな女共…
「…無理ﾆｺｯ」
「そぅ？」
「じゃあね、」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「尊い…」
「いいっすね、」
「もっと押せっ！」
だからね、私は浮気に参加したい訳じゃないのよ？？？
学校休もうかな。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
赫side
「何故…ｯ！？」
「…ビックリした。」
前の席の男子にビビられたがそんなことは興味無い。隣の席のらん、暫く学校に来ていない。
「そんな避けられてる~“！？」
「いやまて…熱かもしれない☆」
「そうなれば…家に行くのみｯ！」
「うるさいねぇ“！？」
隣を見るとこさめ。
「何故いる、そしてもってあたしは用が出来た」
「そらいって、らんちゃん喜ぶんか~？」
「んぐｯ“」
「……仕方ないｯ“あと一日…」
「らんちゃん何日休んでるの？」
「…2週間半。」
「それ熱どころかサボり超えて不登校。」
「はぁ？」
「らんにサボりとかないから。」
「有り得ないから、黙れ？」
「…なつちゃん怖いね。」
「は？」
「そんなに思うならいけばいいじゃん、」
「嫌われに。」
「あぁ“⤴︎」
「うるさ…情緒不安定かよ、」
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