テラーノベル
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佐久間は料理が出来ない。
食事は、外食か出前かになる。
それも美味しいが、家庭の味というものにも憧れる。
だからといって結婚なんて考えたことないし、密かに想ってる人は自分と同じ男だ。
すんなり、お付き合いしましょうとはならない。
密かに想っているだけで、相手は佐久間の気持ちすら知らない。
今日も、じゃれ合っているが時々寂しくなる。
岩本ー佐久間、そこ違う。
佐久間ーへっ?
岩本ーそんなにしたらアクロバットになってしまう。誰も出来ないから。
佐久間ーあ〜ごめん。
岩本ーもう少し抑えて動いて?
佐久間ー分かった。
アクロバットは佐久間の武器。
グループ内で、誰も出来ない。
だから、普通に踊っていても派手に見えるしアクロバットのように見えてしまう時がある。
岩本も、佐久間の魅力は分かっている。
上手く見せ場を作り好きなように踊らせる時もある。
練習終わり、帰るとき佐久間は渡辺に声をかけた。
佐久間ー翔太、なんか食べに行こう?
渡辺ー悪い!目黒の家に行く。
佐久間ーまぁ、新婚さんだしな。
渡辺ー変なこと言うな。
佐久間ーだって事実だろ?
渡辺ー・・。
佐久間ー結婚しても、嫁は料理作れないってか?
渡辺ー煩い。
佐久間ー蓮に美味しいもの作ってもらえ。
渡辺ーいい肉が手に入ったらしい。
佐久間ーいいなぁ。
渡辺と別れ、目に入ったのは岩本。
声を掛けていいか考える。
ダメ元でいいやと声を掛けた。
佐久間ー照、この後予定は?
岩本ー飯、食いに行くけど。
佐久間ー俺も行きたい。
岩本ー一緒に行くか?
佐久間ーうん!
岩本ーふっか!
深澤ーん?
岩本ー佐久間も一緒でいいだろ?
深澤ーおぅ。
深澤と行く予定だったのか。
2人で行けると思ってた。
でも、一緒だからいいや。
そう思う事にした。
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