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帝国対雷門の練習試合当日。
「……へ〜、先客がいた。」
光明院の視線の先には、豪炎寺修也が木陰から雷門サッカー部を見ていた。光明院に気がついた豪炎寺は1度視線を光明院にうつした。
「“古塔の貴人”光明院つづるか、」
そう呼ばれた呼び名に光明院は、驚いた顔をした後、やぁ、と言わんばかりに手を上げた。
その後、豪炎寺に質問した。
光明院が豪炎寺が寄りかかっている木の前に座り、首だけ振り向かせて静かに言った。
「……なんだ知ってるんだ、私のこと。」
豪炎寺は、視線を雷門サッカー部に映しながらこたえる。
「有名だったからな。」
「ふーん」と漏らす光明院は、サッカーコートを視界に移した。
帝国のバスが来てその上に乗っている男に、光明院は鼻で笑い、「……自己顕示欲があるおっさんにはなりたくないねェ、お互い。」と足を組んでいる帝国の総帥であり、サッカー部の監督である影山零治を見ながら苦虫を噛み潰したような表情で小さくこぼした。
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