TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

お腹空いたね🌵逸さん

一覧ページ

「お腹空いたね🌵逸さん」のメインビジュアル

お腹空いたね🌵逸さん

2 - 第2話 ホットドッグレギオン横にて販売中!

♥

630

2025年03月27日

シェアするシェアする
報告する

パレトも終わり受注もなし
ちらほら仲間達が寝始め、一人で暇なのでホットドッグを焼く、ウインナーの焼き加減完璧じゃない?とニマニマしながら車に積んでいく


遡ること数分前

タコにも旨くできたから食えって言ったのに

気になる店があるからちょっくら出るわと外出してしまった


どうせ巷で話題のドーナツ屋だろう

若い女の子達がレギオンでくまさんやらウサギさんやらのドーナツが、人気だとかなんだとか


ホットドッグが、一番旨いのになぁ?


お陰様で昨日は話題のドーナツに客足が持っていかれたためホットドッグが、あまり売れなかった


実際にケインが、


《2つ購入したらもう2つ貰いました、そういうサービスらしいです》


と買ってきたドーナツは旨かった、けど俺のホットドッグの方が腹持ちもリラックス効果もあるのになぁ


まあそのせいでSR~Rの在庫が、凄いことになっている


売らなきゃな


スマホを見ると稼働してる飲食店が少ないようで、ちらほら飲食店空いてますかなんて文が流れている

稼ぎ時では?


ぽちぽちっと文字を入力する


【ホットドッグレギオン横にて売ってます】



【待ってます!】




さぁホットドッグ屋さん開店です

いつもの服を身に纏い、レギオン横に飛ばしながら向かう


途中ボロボロなぐち逸らしきバイクとすれ違ったが、向こうは気づいていないようで、凄いスピードで街中へ

あいつ反対車線無視して行ったぞ?ヤバイな



そんなこんなでレギオン横

着いたらもう、警察やらギャングやら白市民やら半グレやらが、ホットドッグSRをいっぱい買ってくれる

やっぱりホットドッグが、一番旨いんだって

腹持ちもリラックスもあるしな


わらわらタイムは終わり客足も落ち着き始めた、警察もあくびをしながら、仕事場に戻っていく


「ホットドッグいかがすか~!」


そろそろ店じまいかな、と車のホットドッグの在庫を見る


まあまあ減ったかな?


ふと、視界に見慣れた男が歩きながらこちらに向かってくる

おいおい、なにごと?

ふらりふらりと足を進める不可思議な髪の男

ピタリと足を止め、こちらを見た


真っ白な顔色


こいつさては飯食ってないんじゃね?すれ違った時にもふらふらしていたが、それよりもひどい


俺の前に来て、話しかけてきた


「おっホットドッグ良いですね、頂いても?」

「ぐちいつじゃん、珍しい、良いよ?何個?」


患者第一の不思議な男、きっと一仕事終えたあとだろう、さっき爆走していた男だ

うろうろとメニューを眺めている、

ふらふらと迷っていた目線が、止まった

決まったようだ


「ひとまずSR20、お腹がすいてしまって」

「あぁそれは可哀想

ここで食べても良いよ?ドリンクは?」


顔に似合わずわりと食べるらしい

どうせ、こいつはコーラとかだろう、前もコーラ頼んでたし、一応出せるよう用意しとくか


「コーラ10」

「は~いまいどー」


手渡しするとポケットに詰め込んで、ホットドッグの包み紙をがさごそ開いてる、目が心なしかキラキラしている気がする

マジでここで食べるつもりか、まあ良いけど


「ありがとうございますいただきます」


ふんわりと上がっていく口角

両手もちでホットドッグをじっと見たと思ったら意外と想像より大口で犬歯を光らせバリッっとかじりつく

もきゅもきゅふんふん言いながら食べているこの男が、小さい小動物に見えてくる


あれだ、餌でほっぺがパンパンなハムスター

ハムスターの幻覚が見える



心なしか緩んでいる顔でモグモグと凄い勢いでSRの大きいホットドッグが消えていく

ガツガツと大口で口一杯に頬張るその姿

やっぱりハムスターじゃない?


真っ白な顔からほんのりと血色が良くなったことに安心しながら

誰も取りやしないのにな、なんて考える


よほど美味しかったのか、名残惜しそうにちらりと指を舐め、

ポケットにからいつのまにか出したコーラもゴキュゴギュと飲み干した、吸引力もあるようだ

満足げな顔をするこいつ

あれだ餌付けした気分

にしても


「…おまえ一口でかくね?んで早くね食べるの」


味わって食えよ、せっかくさっき焼いたばかりのホットドッグをやったんだ

焼き加減も完璧な奴を


「おまえこの数秒でホットドッグ消えたぞ?」


喜んで食べてくれたのは嬉しいが、感謝も旨かったの一言もなしにハムスターになりやがって!全然してはいないが心配を返せ

俺の心情なんて知らないこいつは首をかしげ、口元のマスタードをちらりと舐めとり、こちらを見た

何を言うかと思えば


「美味しいですよ?」モグモグ


あーあ良かったですね、こちらとしてはもっと早く言ってくれたらもっと良かったんですがね?

あとさ


「あー、ありがとね、んで何個目それ?」


「これで2個目ですね…SR追加いいですか?」モグッ


このハムスターは大食いらしい

しゃーないなぁ、特別にたんまりあるRを沢山食わせてやろう

これは仕返しだ、ニマニマしながら、車を漁る


「はっや!別にいいけど」


こいつやっぱり面白いな、ケラケラ笑いながら、Rを渡してやると、モグモグしているハムスターに、がっつり噛まれた


「イッダッ!お前刺したなコンニャロ」

「SRって言いましたよ?」

「しゃーねぇなぁまいど!」


まあ、こいつにいろいろ食べさせてやっても良いかもな


幸せそうにふんふん言いながら、大口でホットドッグを頬張るこいつを見ながらバナナのスムージを啜ると、バチッと食い意地の張った目が合う


「 すみません、バナナスムージ5個下さい」


まだまだレギオン横からは離れなれないらしい

loading

この作品はいかがでしたか?

630

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚