テラーノベル
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「おはよう…ございます!」
(入っちゃった!どうしよ…!)
「え?誰?転校生?」
「えー!ちょーかわいい!名前は?」
「LINE交換しよ!」
(えー!みんな気づいてないの?)
私はとりあえず自分の席にカバンを置いた。そしたら…
「転校生。そこは夏目っていう陰キャの席なんだぜ。座ったら可愛い顔が崩れちゃうよ。」
強く腕を引かれた。橋本くんだ。
「そうですか。でも、私本人なので。」
私の静かな声が教室に響き渡り、みんながぽかんと口を開ける。
「「「「えーーーーーーーーーーーーーーー!?」」」」
「嘘っ。」「これが夏目?」
「御名答。」
「陽向!?この子が夏目ってどういうことよ!」「まさか、陽向が教えたんじゃないでしょうね…!」
「うちらには教えないクセに…。」
「さぁ?私が教えた証拠なんてあるかな?」
キーンコーンカーンコーン♫
「席座れー。おい!男子早く座れ!」
(よかったー。危機一髪。)
放課後ー
「陽向のおかげで、質問攻めにならなくてよかったー…。」
安心したのもつかの間。男子の集団に捕まった。
(イメチェンしただけでこうなるなんて…。信じられないよ…!)
【7話に続く】
※次回からは最後にエピソードのイラストがのります。
コメント
3件
すご…頑張って!