TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

今日は、嬉しいことがいっぱいだな。

こういう日って1日の終わり際が怖いっていうけれど。

 

ブブッ

 

私がスマートフォンを持つようになってから、毎日楓ちゃんからのメールが来る。

 

クラスのこと、友達ができたこと、ありがとうっていえたこと。1つ1つは小さなことなのかもしれないけれど、彼女の成長が見られて嬉しくなる。

 

「はーい、号令。」

 

「起立!礼!着席。」

 

「今日は微分・積分についての勉強をします。必ず板書をとって身に付けてください。」

 

吸血鬼になったことで1人でも授業を受けてもいいという許しが出た。だけど、空いていた枠が数学の応用クラス。

 

内容の難しさとかは問題ではないのだけれど知り合いがいないため、黙々と黒板とノートに文字を書くだけで少し寂しさも感じる。

 

「あの、すみません。」

「はい…?」

 

「教科書忘れちゃって……見せてもらってもいいですか…?」

「はい、どうぞ。」

 

「あの、僕、青峰涼(あおみねりょう)っていいます。白梨さんは、最近このクラスに入ってきたんですよね…?何か分からないこととかあったら言ってください。僕にできることなら、何でもしますので。」

 

生贄の花嫁~Lost girl~

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

2

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚