テラーノベル
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20××年9月1日
彼氏が死んだ。
原因はいじめ。
楽しかった日々も、色鮮やかな思い出も
今は、無色で透明。
らおちゃんがいないと。
どうすることもできない。
〜第一章〜
電車の中で、ふと外を見た。
都会ならではの街並み。
手を繋ぐ親子。同じ学校や他校の生徒。家族や大切なものの為に働く人。
電車の中はいつも通り。
そして、初恋の人。
目の前で、勉強をしている。
参考書や教科書を、じっと見つめて。
綺麗な瞳_。
なぜ、死んでしまったのだろうか。
酷く恨んだ。
なにもできなかった自分。いじめていたあいつら。
相談してくれなかった君。逃げなかった君。
頼ってくれなかった君。
俺が早く気づいていれば。君は苦しみながら死ななかった。
苦しかったね。ごめん。
またあの頃に戻りたい。
何度思っただろうか。
けれども、思っただけでは現状は変わらない。
自分が変わらなければならない。
「にっしー」
たちばなか。
話せる気力、無いな。
らおちゃんが死んでからと言うもの、俺はずっと学校に行っても、机に突っ伏してるだけ。
授業の内容も、友達の冗談もなにも入って来ない。
あの手の温もり。体温。命。
全てが亡くなった。
俺は上手く生きれるのかな。
コメント
6件
こんな作品も書けるなんて... 尊敬だぁ、凄い...、👏✨ 説明の仕方とか上手すぎて、僕絶対こんな言葉でねぇな、ww もう一生暇神様について行きやす!!!!wwwww
12時にみたからちょっとゾクッ…ってきました、てかBL も書けるし、重めのストーリーを語彙力すごく書ける主さま を尊敬…!!!!!