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「蜜、おまたせ!」
「ごめん、部活が長引いて..」
「全然大丈夫!!」
「待ってる間に空眺めてるの案外楽しかったし!」
「昔から好きだよね。空眺めるの」
「何が楽しいん?(笑)」
「なんか雲動いてるのずっと眺めていられるから」
「しかも、空って綺麗じゃん!」
「なんだそれ(笑)」
「あ、そういえば話って何?」
「もうさ俺の事、『瞬ちゃん』って呼ぶのやめて欲しいんだけど」
「何で?」
何でそんなこと言うの?
瞬ちゃんは瞬ちゃんでしょ?
「だって恥ずかしいじゃん…」
「あ、代わりに俺も蜜のこと『蜂谷さん』って呼んであげるから(笑)」
え?何を言ってるの?
そんなの絶対に嫌だ。
私はそんなの望んでない。
何で笑ってられるの?
「….だ..」
「ん?聞こえない」
「やだ!」
私は捨て台詞のようにその言葉を発し、
走ってあの場所に向かった。
「蜜!」