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私が向かった場所は『思い出の公園』
そこは初めて瞬ちゃんと会った場所だ。
私は膝を抱えて顔を隠すように
ベンチに座った。
「蜜!」
「ごめん….これ飲んで落ち着こ?」
私を追いかけて来た瞬ちゃんが
持っていたものは『ラムネ瓶』だった。
「はいこれ」
そう言って瞬ちゃんに渡されたラムネ瓶を
貰った。
だが、パリンと耳に刺すような音が
辺りに響き渡る。
「え…」
「ごめん、手が滑った」
慌てて言い訳をしたもののそれ以上話すことが
思いつかず、沈黙の空気が流れる。
「いや、今…」
「瞬ちゃん、ごめんね」
「え、何で謝って───」
「私、死んじゃったんだ」