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″ 好き ″ って 何だろうね ?
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少し施設の中が肌寒くなった季節 。
俺はいつものように1人で遊んでいた 。
1人で遊んでるから友達はいない 。
勿論 , 作ろうともしない 。
だって ,1人が1番心地良いんだから 。
施設の中が暖房で暖まった季節 。
俺はぼっちで遊んでる可哀想な奴が
居ることに気づいた 。
影が薄くて気づかなかった … 。
どうやら014というらしい 。
いっくんと呼ぶことにしよう 。
『 おーい 。014くーん ? 』
『 … 誰 ? 』
「 酷いなぁ … 。 893だよ 。 』
なんか893って奴が話しかけてきた 。
性格的に煽ってきそうだな 。
『 じゃあ , いっくん って呼ぶね ? 』
『 え , やめて 。 』
『 やだ 。 』
奴は俺に近づいて手を取ろうとした 。
咄嗟に反応して離れたが ,
奴はニコニコしながらまた近づいてくる 。
『 なん … , だよ 。 』
うーん … 。 意外と可愛いかもな 。
俺のタイプだ 。
俺は君に近づいて手を取ろうとした 。
逃げられた 。
中々煽りがいがありそうな男 … 。
ずっと逃げているのにずっとついてくる 。
少し怖くなってきた 。
奴は手を振りかぶった 。
『 俺さ , いっくんの事好きなんだけど 』
奴はふざけた事を言った 。
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