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心に残る愛の話

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心に残る愛の話

2 - ペンダント

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2025年07月26日

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「ペンダント」

et×ya、jp×ya


これは誰視点でもありません。


海沿いの町。夜。

yaは、3年ぶりにetと再会した。

あの夜、jppが“いなくなった”場所で。

「ここで待ってたの、ずっと。」

etが笑う。その笑みには、何かが壊れた色があった。

「俺は、あの夜のことを確かめに来た。」

yaは静かに言った。

「やっぱりそう来たか〜」

etはポケットから、jppのペンダントを取り出す。

「これ、あの人が最後に私にくれたの。」

yaは微かに目を細めた。

「jppは…お前に殺されたんだな。」

etの表情が一瞬止まり、そして笑った。

「“選ばれた”と思ったの。

でもあの人、最後にこう言ったの。“やっぱり俺はya君が好きかもしれない”って。」

風の音が止まる。

yaの心が、凍るように冷たくなった。

「jppが…俺を?」

etは首を傾げる。

「でも、悲しいでしょ?あなたの親友で、私の恋人で、あなただけを見てた人が——

最後に、私に殺されるなんて。

yaは震えながら、スマホを取り出した。

そこには、jppのスマホから自動転送されたボイスメモ。

『etさんが……やばい、殺される。ya……ごめん、俺、ずっとお前のこと……』

録音はそこで途切れていた。

「……本当だったんだな。」

etは涙を流していた。

でも、その涙に“後悔”はなかった。

「私じゃ、ダメだったの?」

「……最初から、jppはお前じゃなかったんだよ…」

etは、海の方へ一歩踏み出す。

「じゃあ、私、jpのところへ行くね。」

yaは彼女の手を、寸前でつかんだ。

「それは“罪から逃げる”だけだ。

生きて、償え。jppのぶんまで。」

遠く、警察のサイレンが近づいてくる。

etはゆっくりと振り返り、静かに頷いた。

「私、全部失った。でも、やっと気づいたの。

あの人は、あなたを最後まで愛してた。

そして私も、きっと“あなたの隣”がほしかったの。」

そうetが言った瞬間、yaの目の前が真っ暗になっていくのを感じた

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