親に隠れてiPad触るのエグい
あ、注意報どーん
(朝・万事屋の台所)
小鳥の声が聞こえる。
昨夜の激戦の名残を感じさせないほど、江戸は穏やかだった。
彩音「……っと。」
(袖をまくり、片手でフライパンを持つ)
彩音「焦がすなよ、焦がすなよ……卵焼きって地味に難しいんだよな。」
(ジューッと油の音)
彩音「……よし、あと味噌汁――」
──その瞬間。
彩音「ッ……‼︎」
(拳に激痛が走る)
彩音「うぐッ……なにこれ……まだ昨日の……」
(足元がふらつき、フライパンがガタンと音を立てて落ちる)
銀時(部屋から)「……うるせぇなぁ、朝っぱらから……」
(寝ぼけ眼で登場)
銀時「お前、台所で格闘でもしてんのか?」
(近づいて、彩音の腕を見る)
銀時「……おい、それ……」
(拳には血が滲み、包帯の下から真っ赤に染まっていた)
銀時「バカ、お前まだ治ってねぇのに無理すんなよ!」
彩音「……放っとけよ。これぐらい、慣れてる。」
銀時「慣れるなアホ‼︎」
(銀時がため息をつき、袖をまくる)
銀時「ほら、座れ。手ぇ貸せ。」
彩音「自分で――」
銀時「いいから。」
(彩音、渋々座る。銀時が消毒液を持ってきて、そっと拳を包む)
銀時「……動かすたび痛ぇんだろ。昨日、無茶したんだから当然だ。」
彩音「……別に、アンタがいたから、怖くなかったし。」
(銀時、手を止める)
銀時「……そういうの、急に言うなよ。」
彩音「え?」
銀時「……顔見れねぇじゃねぇか。」
(彩音、目を逸らす)
彩音「……そ、そんなつもりで言ったわけじゃ……」
銀時「わかってるよ。でも……俺は、そう聞こえた。」
(沈黙。包帯を巻く手が優しい。まるで触れるのを恐れているように)
彩音「……アンタ、こういうの慣れてんの?」
銀時「慣れてるわけねぇだろ。……誰かの傷に触れるのって、なんか怖ぇんだよ。下手に触ったら、もっと痛くさせそうでさ。」
(包帯を巻き終え、銀時が静かに笑う)
銀時「……ほら、完成。いつもより、ちょっとカッコいいだろ?包帯職人・坂田銀時、朝限定営業中。」
彩音「ふふッ……なにそれ。」
銀時「笑ったな。なら大丈夫だ。」
(彩音が少しだけ、目を伏せて)
彩音「……ありがと、銀時。」
(銀時、照れ隠しに頭を掻く)
銀時「礼ならいい。その代わり、朝飯は一緒に食うぞ。味噌汁、俺が仕上げとくから。」
彩音「……アンタが?」
銀時「バカにすんな。この俺だって、たまにはちゃんと作るんだよ。」
(銀時、味噌汁をかき混ぜる。湯気がふわりと二人の間に広がる)
彩音「……いい匂い。」
銀時「……そりゃあ、今は平和な匂いだからな。」
(ふと、銀時が笑って)
銀時「お前さ、ほんと無茶すんなよ。俺……お前が傷だらけで笑ってんの、あんま好きじゃねぇんだよ。いつか壊れてしまいそうで。」
彩音(俯きがちで)「……そっか…じゃあ、これからは気をつける。」
銀時「……そうしろ。俺のためにもお前のためにもな。」
(沈黙。湯気の向こう、二人の視線がゆっくり重なる)
銀時「……なぁ。」
彩音「ん?」
銀時「今度こそ、ちゃんとした朝飯、二人で作ろうぜ。戦いとか関係なしで、ただの“朝”としてさ。」
彩音「……そーだな。」
(微笑んで、包帯の上から拳を軽く握る)
彩音「……それまでに、ちゃんと治しとくわ。」
うぇあ
ごとラグ投稿しろとか魔入間やれとかネッ友がうるさいんで明日はナベリアのやつ投稿します!あとごとラグも
(リア友に投稿しろって言ったらお前もサボってんじゃねーかって言われそうなので)







