⚠︎︎ rm×kz / 🎮×🌸
⚠︎︎ 年齢操作×
⚠︎︎ 同棲
⚠︎︎ 本家様 年末実写ネタ
fu「……おー!いいじゃん!」
fu「え、いいね。似合ってるよ、kz!」
fuを筆頭に、賛辞の声が部屋に広がる。その真ん中に、またはカメラの前に立っているのはkz。
kz「おー、ありがとうございます。 素敵なプレゼント!」
そうやってkzはrmからのプレゼントである空色のスウェットに身を包み、淡く感謝の言葉を伝えた。
───時は、少し遅めのクリスマス。 inkの四人は、集い、実写動画を撮影していた。
四人で、プレゼント交換。…この年齢でやることとしては、にわかに信じ難いけども。
kz「あんまこーゆー服、自分から 着ないから新鮮だわ。」
syu「確かに。kzの服、黒とかが多いもんね。」
kzはゆるゆる とソファに腰を下ろし、微かに丈の余ったその服を見つめた。
……ほんのりと、少しだけ。rmの匂いが漂った気がして、すん、と鼻を動かしてしまったのは、内緒。
rm「えー、でもいいね。そういう色物も めっちゃ似合ってる。」
rm「やっぱ俺が選んだだけあるわー!」
kz「……ふーん。」
酷く自慢げに鼻の下を伸ばすrm。kzはというと、至っていつも通りなふうに、ゆとりを持った袖を口元に当て、ふっと目線を逸らした。
……微かにピンクに色付いた目尻には、誰一人として気付いてはいなかった。
数日後の話。
rm「kz~!今度の企画のことなんだけど……」
rm「……って、え……。」
kz「……何?」
kzに駆け寄ったrmは、とあるものを目にして思わず硬直してしまう。見慣れたkzの白銀の髪に、宝石のようなピンクの瞳。……それに、空色のスウェット。
rm「……それ、」
kz「……んだよ。」
緩慢とした動きでrmはその“とあるもの”を指差す。 …それを確かに身に纏っているはずのkzなのに。まるで知らん顔をして顔を背けてしまう理由を、rmは知っている。
rm「昨日もこれ、着てたじゃん。気に入っちゃった?」
kz「うるさい、鬱陶しい、引っ付くな。」
毒針を含んだ言葉が三つ投球される。しかし、rmにそれはノーダメージだ。その言葉には全く従わず、一回り小さなkzのことを抱擁する。
rm「そーゆーツンツンしてるとこも可愛いね。」
kz「……してねえ。」
rm「そんな顔しながら良く言えるね、笑」
まるで熟れた林檎のように。こんな些細なことにも過剰に反応して真っ赤になってしまうkzのことが愛おしくて、愛おしくて、仕方がない。
……こうやって、kzがこの服を良く着ている理由だって、rmには容易に悟られてしまう。
rm「……似合ってるって言われて、 そんなに嬉しかったの?笑」
kz「……嬉しくないから。 」
rm「はは、ごめんってば。 そんなに拗ねないでよー。」
まるで栗鼠を連想させるように、頬を緩やかに膨らませ、膝を抱える仕草。小動物的な愛らしさを感じてしまうことに、無理はない。むしろ、彼を愛するなと命じられるほうが圧倒的に苦しいだろう。
慈しむままに、ちらりと覗く顳顬に唇を落とす。 すると、ぴく、と小さく身体が震える。弱々しい眼光ながらも、こちらを睨んでくるピンクがあった。
rm「…じゃあ今度、服買い行こ。 色んな服着たkz見てみたいし!」
そうやって朗らかな声色で提案する。すると、kzは顔を伏せつつも、「ふふ」と可愛らしい笑みを零して、緩く肩を震わせている。
kz「……rmらしいな。」
微かに向けられた面相は、相変わらず赤かった。 じんわりと絵の具と水が混じりあったような、温かい、淡い、白磁の肌に映える、そんな色。
恥ずかしそうにはにかむkz。こんな顔は、きっと、rmしか知らない、rmだけのもの。
rm「だろー? 」
そうやって意気揚々と歯を見せて笑うrmを一瞥し、釣られて微笑むkzの姿。
お昼間の、陽気で、幸せな空気が。
二人の間に、緩やかに流れていた。
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