兄弟ものBlオメガバース

ーー数分後ーー

音「そろそろ下行くか……」

ぺたぺた……

ガチャッ

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ーーリビングーー

母「あら、今日遅かったね、」

音「ちょっと寝すぎた笑」

音「てか、聖は？」

母「部活って昨日言ってたじゃない」

音「あ、あぁっ、そっか…」

母「あ、あと今日お父さんもお母さんも夜勤で朝まで帰れないの。」

母「だから、2人でご飯食べてね。」

音「あ、おっけい…」

(今日結菜(彼女)ん家泊まろうと思ったのに…)

母「じゃあお母さんもう行くから、」

音「おう。」

ガラガラ……バタンッ

音「……」

別に、聖1人でも行けるよな……

音「よし、髪セットしよっと…」

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音「……爪伸びてるな、切るか」

がさごそｯ

音「あれ、爪切りどこいった？」

ゴソゴソっ

音「ない……。」

音「ここの引き出しかな？」

ガタッ

音「ん？何これ」

音「あ、」

封筒……。性態検査の結果用紙だ。

音「誰のだろう､､しかもこんなとこに。」

ｶｻｯ

音「……え、」

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性 態 検 査 結 果 用 紙

氏名███生年月日█████性別█

検査結果

Ω

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それは、名前や生年月日が黒塗りされた

検査結果・Ωの紙だった。

音「え、え、え？？」

一体誰の？しかもなんで隠してるんだ？

お母さんかお父さん？βじゃなくて本当はΩだった？

俺？でも、俺は自分で検査結果開けたし……

誰のだ？誰のだ……？

音「……聖、？」

音「……ｯ!!」

グシャッ

年齢的に、 聖も調べれる年だ…

しかも家族の中で唯一、性態を知らない。

この前調べたのか？ じゃあなんで俺に言わなかったんだ？

……俺が聖の事噛んだから？

ガタンッ

(封筒を引き出しに戻す)

じゃああの時俺と聖は番になったのか……？、

聖から匂う香りも、気のせいじゃ無かった？

最近聖に避けられるのは、自分がΩだと分かったから…？

音「……嘘｡､､」

ピロンッ

結菜:もう家来て良いよ。

音「……行くか」

俺が今まで、Ωとしか付き合った事がない。

まぁ、女運は最悪で、メンヘラだったり、前には無理やり首を噛ませようとしてきた奴もいる。

でも…Ωと付き合っても、Ωの匂いがしたり、ヤって興奮したりした事がなかった。

もし、小さい頃からする聖の匂い……いや、最近その匂いが強くなってる気がする。それはΩの香りなのだろうか。

今、

偶然や気のせいだと思っていた事は、俺の知らない間にだんだん…必然に近づいていた。