テラーノベル
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松下一成
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第4章 冒険者ギルド
森の中。
ゴブリンの群れはすべて倒れていた。
一瞬だった。
レイナは剣をゆっくり下ろす。
「……全部倒したのか」
リーファも驚いた顔で宇海を見ている。
「今の魔法……」
宇海は焦っていた。
(やばいやばいやばい)
またやってしまった。
宇海
「えっと…その…」
レイナ
「宇海」
宇海
「は、はい!」
レイナ
「君、めちゃくちゃ強いだろ」
宇海
「いやいやいや!!」
宇海は首をぶんぶん振る。
「俺弱いです!」
リーファ
「ゴブリン10体一瞬だったけど」
宇海
「たまたまです!!」
レイナ
「そんなたまたまあるか」
宇海は黙るしかなかった。
少し沈黙が続く。
そしてレイナが言った。
「とりあえず街に行こう」
宇海
「街?」
リーファ
「この森、魔物多いの」
レイナ
「初心者がいる場所じゃない」
宇海
「すみません…」
レイナは少し笑った。
「謝るな」
「それに君なら大丈夫だろ」
宇海
「いや全然大丈夫じゃないです…」
そして三人は森を歩き始めた。
1時間後。
森を抜けた先に見えたのは――
巨大な城壁の街だった。
宇海
「うわ…」
高い壁。
大きな門。
たくさんの人。
完全にファンタジーの街だった。
宇海はちょっと感動する。
「ゲームみたい…」
レイナ
「ここが王国都市グランベルだ」
宇海
「グランベル…」
街に入ると、人がたくさんいた。
商人。
騎士。
そして――
冒険者たち。
大きな剣を持つ人。
魔法使い。
獣人。
宇海は人の多さでちょっとパニックになっていた。
(人多すぎ…)
リーファが言う。
「まずはギルドね」
宇海
「ギルド?」
レイナ
「冒険者ギルドだ」
「魔物を倒して報酬をもらう場所」
宇海
「おぉ…」
そして三人は大きな建物に入る。
中はかなり騒がしかった。
「ドラゴン討伐だ!」
「依頼受けたぞ!」
「酒持ってこい!」
宇海はびびる。
(怖い人多い…)
レイナは受付に行く。
受付の女性が笑顔で言った。
「レイナさん、お帰りなさい」
レイナ
「ああ」
そして宇海を見る。
「新人か?」
宇海
「え」
レイナ
「こいつ冒険者にしようと思う」
宇海
「えええ!?」
宇海はびっくりする。
「む、無理です!!」
レイナ
「なんで」
宇海
「怖いです!!」
リーファ
「もうオーガ倒してるけど」
宇海
「偶然です!!」
そのときだった。
後ろから声がする。
「へぇ」
振り向くと――
大きな剣を背負った男がいた。
筋肉ムキムキ。
明らかに強そう。
男は宇海を見て笑う。
「こんな陰キャが冒険者?」
ギルドが少し静かになる。
宇海
「す、すみません…」
男は近づいてくる。
「俺はBランク冒険者だ」
「新人は強さを見せてもらう」
宇海
「え」
男は剣を抜いた。
「俺と戦え」
宇海
「えええええ!?」
ギルド中がざわつく。
レイナ
「おい、やめろ」
男
「ギルドのルールだ」
宇海は真っ青。
(死ぬ!!)
でもその瞬間――
宇海の影が
ゆらっ
と動いた。
次の瞬間。
宇海の手に現れる。
黒い剣。
シャドウソード。
宇海
「……あ」
男
「ほう」
「やる気あるじゃねえか」
宇海
(違う!!)
そして
宇海の初めてのギルド戦闘が始まる。
続きは 第5章:ギルドバトル! ⚔️