テラーノベル
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#オリジナルストーリー
言乃 葉名
19
すず🔔𓈒𓂂𓇬
22
コメント
1件
初めての感想、ありがとうございます。読み終わって、まず「ああ、これはぐっと来るな」と思いました。 冒頭の「どうせ高額だろう」と冷めた目で見ていた主人公が、気づけばテルの詳細を分析してしまっている——その自己矛盾がすごくリアルで。特に「この寂しさをうめたい」という一文が、応募ボタンを押す行動に説得力を与えているなと感じました。設定の見せ方も自然で、SF的なガジェットの説明が物語の流れに溶け込んでいて読みやすいです。 テルが「恋に落としにきてる」という項目がどんな形で回収されるのか、続きが気になります。
20xx年某日。
あるサービスが始まった。
それが自分の人生を変えるとはつゆ知らず、SNSの騒ぎを眺めていた。
「人工知能搭載型恋愛代行少女Ver.4.0:Tell」
通称:愛楽 テル。
従来のチャット式と同じようユーザーの好みに合わせて会話をする。しかし、違うのは「目の前に彼女がいるような体験」という点だ。
専用のデバイスを用いて、ホログラムで浮き出るだけでなく機械が搭載されており本当に歩いたりなどができる。
…らしい。
そんな話をされてもどうせ高額だろうとか考えてしまってマトモに入ってこなかった。
次に自分が目にしたのは「製作陣の言い訳」とバズっているある記事だ。
端的にまとめると、
「少子高齢化が進み女性が少なくなっても恋愛がしたいという」ニーズに応え、ほぼ製作陣の趣味によって作られたものだった。
値段も買うには微妙でもう飽きたのでとりあえず画面を閉じた。
その後の「テル」はというと話題にはなったが一部の金持ちそうな動画配信者がネタにしたくらいのジョークグッズとなり話題は廃れていったらしい。
その配信を見ているとテルについていくつかのことがわかった。
1:ある程度、見た目は自由に変えられる
2:会話や行動中、不自然な点が見られなかった。
3:頭が良い。自分の何倍もだ。
4:話し方が恋に落としにきてる。
と、ここテルに執着してしまっている自分がいるのに気がついた。
興味がないと言いつつここまで分析し、「もしも」を考えてる以上、それは嘘に他ならなかった。
興味がないと突き放したがそれはお金のせいで、もし叶うなら
「この寂しさをうめたい」
と切に願っていたからだ。
そこで目に入ったのはテルを作った悪ふざけ会社の公式サイトのバナーだ。
「応募者一名にモニターとして『愛楽 テル』をプレゼント!」
自分は思わずそれを押していた。