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どーも、ちゃです!
第4話で皆様も気になったであろう(?)さのじんが出て行った後、 スタジオに残されたメンバーたち…!
実は匂わせたい設定があるものですから…❤️🤍
ここでスピンオフ的な感じで、4.5話を書かせていただきます🙇🏻♀️
舜太 side ❤️
扉が閉まる音が、やけに耳に残った。
太「え、ちょっと待って?」
だいちゃんの声が、少しだけ焦ったように響く。
太「佐野さん急にどしたん? 吉田さんも…」
普通なら、止める。
それが当然の反応だ。
あの状態のじんちゃんなら、なおさら放っておけるわけがない。
でも…視線を扉に向けたまま、小さく息を吐いた。
舜「はやちゃん……」
さっきの距離も、あの一瞬の空気も、全部が…説明はつかないのに、妙にしっくり来た。
だいちゃんがドアに近づく。
太「いや、普通に止めた方がよくない?」
正論だからこそ、少しだけ間が空く。
何か言おうとしたとき、喉の奥が、ひりつくように乾いていることに気付いた。
舜「きっつ……」
さっきの匂い、あの甘すぎる空気を思い出しただけで、体の奥がざわつく。
無意識に呼吸が浅くなる。
……なんやこれ。
これがただの喉の渇きじゃないことくらい、本能が察してる。
少し乱暴に、近くに置いていたペットボトルを掴んだ。
キャップをひねる音が、やけに大きく響く。
そのまま……ごくっと、一口じゃ足りず、喉を鳴らして一気に流し込む。
この、内側からせり上がる得体の知れない“飢え”を、強引に押し殺すみたいに…
ようやく一息ついて顔を上げた瞬間、こちらを見ていた柔と、ふと視線がぶつかった。
なぜか見入ってしまい、ほんの少しだけ目を逸らすのが遅れる。
俯いた柔の、透き通るような頬。
そこに、隠しきれない熱がじわじわと滲んで、淡いピンク色に染まっていくのが見えた。
……は?
一瞬、思考が止まる。
さっきまでの、はやちゃんとじんちゃんの空気とは違う、別の引っかかり。
しかも……なんや、今の……
ほんの微かに、先ほどまでの空気に混じって、違う気配がした。
じんちゃんの重厚な甘さの奥に、かすかに重なる、もっと繊細で、どこか儚げな匂い。
ほんの一瞬やったけど、確かに違う何かがそこにある。
視線を柔に戻すと、さっきより少しだけ距離を取っているのに、耳元までほんのり赤くなっている。
なんやあれ、かわええな……
思わず浮かびかけた感情に、軽く眉を寄せる。
いやいや、ちゃうやろ。
今気にするのはそこじゃない。
頭では分かっているのに、どうしても目が離せない。
さっき、俺が水を飲むのをじっと見ていた、あの視線。
なんでか猛烈に引っかかる。
でも、これ以上気づいてはいけない気がした。
何もなかったみたいに視線を外し、ドアノブに手をかけていただいちゃんに意識を戻す。
舜「止めんでええよ。はやちゃんが連れてったんやろ、なら大丈夫や」
言葉は自然に出た。
でも、頭の中は別のことでいっぱいだった。
じんちゃんじゃない、あの場に混ざっていたもう一つの、消え入りそうなほど微かな匂い。
そして、柔のあの照れたような顔。
自分の中に芽生えた、今まで感じたことのない妙なざわつきを鎮めるように、俺はもう一度、深く息を吐いた。
柔太朗 side 🤍
さっきの、よっしーのあの感じ。
苦しそうで…でも、それだけじゃなくて。
俺にも分かってしまう。
いや、身体が、勝手に覚えてるんだ。
内側からじわじわと熱くなる感覚。
思うようにいかない、あのもどかしさ。
だいちゃんがドアに近づく。
太「いや、普通に止めた方がよくない?」
だいちゃんの言葉に、どうしていいか分からず沈黙が流れた。
「俺もそう思う」と伝えようとした、その時。
カチッ、とペットボトルのキャップが開く鋭い音が響き、視線がそっちに吸い寄せられた。
舜太が、勢いよく、何かを強引にねじ伏せるみたいに喉を鳴らして水を流し込んでいた。
その光景を目にした瞬間、ドクン、と心臓が大きく跳ねた。
理由なんて分からない。
ただ、その無防備で野生的な仕草が、妙に目を引いて離せない。
“男らしい”なんて言葉じゃ全然足りない。
もっと直接的に、細胞の奥に訴えかけてくるような、強烈な…
柔「……っ///」
気づいた時には、自分の呼吸が少しだけ乱れていた。
胸の奥が、じわっと熱い。
……なに、これ。
身体が、勝手に反応してる。
その瞬間、舜太と目が合った。
逸らさなきゃいけないのに、動けない。
ようやく数秒遅れて、視線を足元に落とした。
頬が、燃えるように熱い。
理由が分からないまま、俺は逃げるように俯いた。
舜太から、さっきのはやちゃんと似た何かを感じる。
逃げ出したいような、でも、もっと浴びていたいような、恐ろしい感覚。
そうやって必死に思考を巡らせていると、舜太の声が届いた。
舜「止めんでええよ。はやちゃんが連れてったんやろ、なら大丈夫や」
その声に、弾かれたように顔を上げる。
迷いのない、確信に満ちた声。
理由を言葉にしないのに、すべてを分かっているような、熱を持った温度。
なんで舜太は、そんな顔で言えるの?
さっき水を飲んでいた、あの尖った喉仏を思い出す。
まだ、何も分からない。
でも、一つだけ確かなこと。
舜太の近くにいたら、自分の中の何かが壊れてしまう。
そんな予感だけが、静かに、でも消えない熱となって残っていた。
コメント
4件
やわしゅんの方の続きも待ってます☺️
いややわしゅん最高です😭
次話は明日更新予定です🆙
ちゃ