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僕は45歳、実家くらしの独身のおっさんニートだ。
どこからみてもダサい、効き目で見ても効き目じゃない方で見てもダサい。
ネット上では「ニートG」というハンドルネームがある。
Live配信中は相手からは僕の顔、体は見えないから自信を持って話すことができるのでネット内には信者が沢山いる。
いわゆる見た目がダサいので対面がだめなんだ。
最近、僕に変な能力が芽生えた。ヘルプ信号を受信すると精神転送されてしまうことだ。
元に戻るには元の自分と対面する必要がある。
今日はサッカー日本代表のワールドカップ最終予選を見ていた。もちろん実況をライブ配信中!
対戦相手は宿敵の韓国後半30分まで1対1残り15分
引き分けだと3位になってしまいプレイオフに回されてしまう。
フランスワールドカップから連続出場がとだえてしまう。。。
森監督は相変わらずメモとってやがる。15分しかないのに。
このやろう日記か?😡
それとも遺書でも書いてんのかよ。😤
次の試合の為にとか明日はねぇんだ、今やるべき事をやれよ。😡😡😡😡
30才オーバーのベテランばかり人選しやがって、もうヘトヘトなのに交代カード4枚も残してやがる。
顔色も変えずにいい肝っ玉してんじゃねぇか。お前の戦術最後まで見届けてやるよ。🤟
—————————転送
巨大なスタジアム。。。大歓声スタジアム一面国旗が揺れている。
バーチャル3D映像?VR?
いや違う、ここはアジア最終予選の試合会場だぁぁあ💦💦💦💦
俺は誰だ?スーツきてる?
このメモ用紙とボールペン🖊は、、、、まさしく森監督。。。
あの野郎、助っ人を求めやがって選手はあんなに頑張ってはしりまってるのに。。。んっ
おっさん連中息上がってる。。。😵
森監督の最後の戦術が示された、ワールドカップへの地図がこのメモに記されているはず⁉️
「日本国民の皆様、このたびはワールドカップ予選敗退しすみませんでした。選手の高齢化も目立ち、今後若返りを。。。🥺」
謝罪文のカンペじゃねぇーか。。。。😭
あの野郎、試合が終わる前から諦めやがって。😡
あみだくじまで書いてやがる。
残り13分ロスタイムいれて18分てところか。
これは会場を煽るしかない。☝️
僕はジャケットをスタンドになげた。
「森監督の様子がおかしいですね、今着ていたジャケットをスタンドになげました。」アナウンサー
「こんな監督の姿は見たことがないですよ」解説
「何かのメッセージでしょうか」アナウンサー
「スタッフ、極太マジックもってこい」
「はい」
スタッフが極太マジックを持ってきた。
「俺の真っ白いシャツの背中に、こう書け勝利!」
「何やらアシスタントコーチが監督の背中に何か書いてますね」アナウンサー
「勝利。。。」解説
「俺ー俺ー俺俺ぇ」🇯🇵「おーれーえ」🎌
スタジアムが大歓声で選手を後押しする。
まだ足りねえ、韓国を飲み込むんだ。
僕はメモ用紙に「勝利」の二文字を描き
カメラのレンズ前に貼り付けてた。
スタンドは大歓声
「うぉあぁぁおぁ」🇯🇵🇯🇵🇯🇵
「こんなテンション高い監督は初めてですね」アナウンサー
のこり5分か。
「おっとここで、FWの小迫が倒された😵。」アナウンサー
「かなり痛がってますが、ペナルティエリア内だ」アナウンサー
「選手たちが痛がってる小迫を無視して監督の方へ走っていきます。」
「救急隊治療に3分稼げ、稼がなかったら飯抜きだからな😤」僕
「選手を4人一気に変えるわかったか」僕
「はい」選手
僕は小迫含めて30才オーバーをさげた。
そして控えのキーパーにユニホームを着させ。ピッチに送り込む。
「あれはどうしたのでしょうか、キーパーのポジションの選手が2人います。普通のユニホームなので問題はないですが、初めて見ました。」アナウンサー
「お前がPKを蹴るんだな?」僕
「はい」
「どっちが利き足だ?」僕
「右です。」
「左で打て、わかったな」僕
「えっ?」
「えじゃねぇよ、左で打て左で打たなかったら、裸で張り付けにするからな」僕
「みんな集まれ」僕
「小迫、お前はもう潮時だ、さげるぞ」
「はぃ」
「これを決めて守り抜いたら、叙々苑で焼肉食って、アフターで乱交パーティーさせてやる、絶対勝つぞ。」僕
僕は選手を送り出し、スタジアムを煽る。
「うぁあぁああぁあ」
メモ用紙に「クイーンのロックユー選曲」と書いてカメラに向ける。
「どんどんパン どんどんパン
We will, we will rock youお前を、お前たちをノらせてやる
We will, we will rock you俺がお前たちをノらせてやる」
日本国民がクイーンを歌う!
「PKキッカーは久保田だ」アナウンサー
「彼は強烈な右がありますから、右利きだと大抵左に蹴りますね」解説
「久保田の助走の位置が逆ですね。。。」解説
「久保田がなんと左足で蹴った!」アナウンサー
「PKのデータをもとに準備をしていたゴールキーパー困惑したのか一歩も動けず、決まった。。。」アナウンサー
「うぉぉおー」🇯🇵🇯🇵
日本2対1で勝利に近づきました。
「キーパー手は使えないがお前の反射神経なら防げる。みんなでゴールを守れ」僕
「残り時間ロスタイムは3分です。」
僕はメモ用紙にカップラーメンの絵を描き
カメラに向ける。
「うぁぁあぁあぁ」スタジアムに歓声が上がる。
「今日の森監督はなんかちがいますね」アナウンサー
ダブルキーパーと選手みんなが守り。体を張る。
「あっと⁉️のこり1分でハンド🖐の判定。韓国にPKです。」アナウンサー
何やってんだあのバカ、ゴールキーパーじゃねぇのに反射で手出しやがった。。。
「普段ゴールキーパーだからつい手が出てしまいましたね。」解説
「キーパーこっちこい」僕
「お前は目が良すぎるから、キックの瞬間までボールを見る癖がある。だからこれをつけろ、、、、、わかったか」僕
「はい」キーパー
「あれ?」解説
「なんと、なんと、キーパーが目隠しをしてます。前代未聞のPKです。」
俺はこのPK読んでいる。韓国はこのシチュエーションにびびって真ん中に蹴る。
「韓国のキッカーが助走をつけた、なんとなんと、すべったままキック」
「キーパーはキックの瞬間目隠しを外すが、ミスキックがそのまま右隅にゴール」
「。。。。」僕
「2対2の同点で試合終了です。
日本ワールドカップ出場を逃しました。。」
「森監督、ワールドカップ惜しくも逃しました、今のお気持ちを」アナウンサー
「特にないです。」僕
「この敗戦を次に繋げていきたいですね」アナウンサー
「別に」僕
「どこかで聞いたことあるような会見でしたね」解説
僕は日の丸を背負えず、今回の転送は終わった。