※第1話の [必読] を必ずお読みください
※エセ関西弁
※誤字/脱字 あり
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俺は、とある獣人を一匹飼っていた。
淡い髪の色に、少し伏せられた紫色の瞳を持つ獣人。気怠げでどこか放っておけない彼だが、そんな雰囲気から見え隠れする獣のような強靭な牙と爪。
どうやら親族に獣人であることがバレてしまった瞬間に捨てられてしまい、どこも彼を引き取ってくれなかったようで、路地裏で細々と住んでいた所を拾った。
家事の手伝いをお願いすれば、嫌な顔ひとつせず了承してくれれば、特に我儘を言う子でもない。ただただ、大人しい良い子だった。
──そんな彼を飼っているが、ひとつ問題があった。
「ショッピ、落ち着け。」
とにかくうちのショッピは噛み癖が凄かった。人にというよりほぼ俺限定だが、跡が残るほど噛み跡を残してくる。だが不思議と物には噛みつかないため、勘違いだと信じないが単純に俺が嫌いなのかと思っていた。
──ほんまに、何回躾しても変わらん…。
最終手段として口輪を付けさせたが、更にショッピは暴走を加速させるのみだった。ただお利口なのは事実で、口輪は自分でも外せるがショッピは外そうとしない。
「ゾムさん、”これ”外していいですか」
「駄目や。癖治るまで良い子にしててな」
口輪を外そうとするショッピを取り敢えず宥めて、その場は解決させようとするも、ショッピは口輪を無理やり外そうと強靭な爪を立てながら奮闘していた。
こうやって話している内は無害な獣人だが、爪を立てる姿はまさに獣同然。その爪で引っ掻かれでもしたら、たまったものじゃないだろう。
「こら。あかんって言うたやろ」
「どうしてもですか」
「…ショッピに噛まれすぎて血ぃ出たんやぞ」
ショッピの噛み癖が酷いあまり、腕やら足やらに血が出てしまった経験がある。しかもショッピの牙は強靭のため、傷が少し深く、くっきりと噛み跡も残ってしまう。
何度説教しても変わらない姿に少々呆れている自分がいるが、きっとショッピ自身のことを気に入っているからほっておけないんだろうと思う。手の焼ける子供ができた気分だ。
「それはすみません。でもそれがないと我慢できなくて…」
「だとしても。今まで好き勝手してた罰や」
珍しく圧のある喋り方でそう諭すと、ショッピは耳を下げて黙り込んでしまい、さっきまで元気だった尻尾は垂れ下がってしまった。こんなにショックを受けたショッピは初めてだったため、さすがに言い過ぎたと思ったが、これを許してしまえば飼い主という立場として良くない気がして、何も慰めなかった。
「暫く辛抱してな」
「はい…」
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最後まで閲覧して頂き、誠にありがとうございます。
こちらでの投稿はお久しぶりですね。
最近🔞作品を投稿していたため、一ヶ月程も投稿していないことに驚きました😵💫
久しぶりの作品がこんな短くてすみません。
こちらの投稿も少しづつですが、進めていくつもりです。
本当に攻め獣人大好きなので、この設定の作品もっと欲しいくらいです🤤
(誰か書いて下さい)
[2025/7/28投稿]
コメント
14件
めためた遅れたぁ,!! pくん噛み癖あるのいい、!! 獣化良いですよね🥹🥹 もっと増えてくれ、😭
ぇ へ ぇ ッ … か み ぐ せ だ ぃ す き ッ ッ 、 ぞ み ~ か ぁ い い い ぃ 、 !
獣人いいっすよねぇ~!! もう二人とも可愛いんだが… しかもshpくん噛むのzmさんだけとかもう最高… 獣人…書けるかなぁ、、むずそう、()