テラーノベル
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今も思ったけど翔くんってたまにツンデレみがあってやっぱそこが良いわ〜ってなっちゃってマジで可愛かったです、うん(語彙力ゴミですみません💦) んで、愛斗くん!!!!!サラッとイケメン台詞言うのマジでかっこよすぎん!?!マジで惚れてまうて。そして主さん!!!!!!今回もいい作品を書いてくれてありがとうございます!!次の作品も楽しみにしています!
カチューシャを購入して、遊園地を楽しむ。
おばけ屋敷の列に並んでいると、翔くんが言う。
「愛斗先輩はこういう所、苦手ですか?」
「そんなことないよ。お化け屋敷って面白いし」
「え〜。俺は怖いの苦手です〜」
翔くん、怖いの苦手なんだ。やめといた方がいいかな。
「そうなの?やめとく?」
「い、いや!愛斗先輩と一緒なら入ってみたいです」
なんだそれ。可愛いな。
「そんな可愛いこと言って。あんまり可愛いと幽霊に狙われちゃうよ?」
「その時は愛斗先輩が守ってくれますよね」
当たり前だ。翔くんを守るためなら幽霊だって怖くない。
「もちろん。翔は誰にも渡さないよ?」
俺がそう言って翔くんの頭を撫でると、翔くんは頬を赤くして言う。
「…やめてくださいよ。急に呼び捨てとか。文化祭の時も1回呼び捨てにしてましたよね」
そうだっけ。覚えてない。
「え?そうだっけ?」
「はい。ほら、写真お願いされて、その人がSNSにあげるって言ってた時です。”翔が事件に巻き込まれたら責任取れるの?”って」
「あ〜…」
もしかしたら、呼び捨てだったかもしれない。でも、だとしたら無意識だ。さっきだってそうだったし。
「それは無意識かな」
「無意識ですか?」
「うん。さっきのも無意識」
「無意識に呼び捨てなんて照れちゃいます〜」
翔くんはそう言って嬉しそうに笑う。そんな翔くんを見ていると、俺たちの番が来た。
「よし、行こっか」
「はい。愛斗先輩、俺のこと守ってね?」
翔くんはそう言って俺の腕に掴まって体を寄せてくる。
ちょっと近いけど、守って欲しいなら、仕方ない。
「任せて。翔くんの事は俺が守るからね」
そして俺たちは入口に入っていった。
暗い通路を歩いていると、唸り声をあげながら突然人が前を横切る。
「きゃー!怖い〜!」
翔くんはそう言って俺の腕をぎゅっと掴む。
結構怖がりなのかな。
「そんなに怖かった?」
「怖いです」
「そっか。じゃあ、ちゃんと俺に掴まっててね」
「はい。ありがとうございます」
翔くんにくっつかれたまましばらく歩いていると、部屋のテイストが変わる。
暗闇の中の灯りの下には日本人形が座っている。
「うわっ…」
翔くんはそう言って俺にしがみつく。
「あ、あれって動いたりしないですよね」
不安そうにそう聞く翔くんに少しいじわるしたくなる。
「え?どうだろうね。行ってみようよ」
「いや、ちょっと待ってください!あの、ゆっくりでお願いします。静かに行きましょう」
翔くんはそう言って俺にしがみついたまま歩きだした。
ほんと、可愛い反応するな。でも、ちょっと近すぎるかも。
「ちょっと翔くん。くっつきすぎだよ。歩きずらいじゃん」
「すみません。でも本当に無理なんです。俺の事、守ってくれるって言ってましたよね。全力でお願いしますほんと」
これは相当怖がってるな。俺が守らないと。
「分かったよ。俺がいるから大丈夫。ほら、行くよ」
「はいっ」
そして、日本人形のの横通ると、「アハハ」と女性の笑い声がした。
「わっ!無理無理無理!先輩!怖いです!」
翔くんはそう言って俺にしがみつく。
「大丈夫。俺がいるでしょ?」
「はい…」
そして、日本人形の横を通り過ぎた。
「せ、先輩。またあります…」
翔くんにそう言われ先を見ると、再び日本人形が置かれていた。
「ほんとだ。翔くん、怖いなら早く行っちゃおっか」
「そ、そうですね…」
少し足早に日本人形の方へ行くが、翔くんは手前で立ち止まる。そんな翔くんの顔を覗き込むと、目をぎゅっと瞑っていた。
「翔くん、大丈夫?」
「…すみません。マジで無理かもしれないです…」
「ほんと?えっと…」
どうしよう。どうにかして安心させてあげないと。
俺は少し考えて、ある考えが浮かび、翔くんに手を差し出す。
「手、繋ぐ?」
「手…ですか?」
「うん。俺がぎゅって握って守るから」
「じゃあ…お願いしますっ」
翔くんはそう言って俺の手を握る。俺はそんな翔くんの手を握り返した。
「行けそうかな?」
「はいっ。手、離さないでくださいね」
「もちろん。ちゃんと握ってるから大丈夫だよ」
俺が守るから、大丈夫だよ。
「…行きましょう」
そして、日本人形の横を通り過ぎようとすると、再び女性の笑い声が聞こえる。
「うっ…」
「大丈夫だよ」
俺はなるべく翔くんを安心させたくて、手をぎゅっと握ってそう言う。
日本人形の横を通り過ぎると、出口が見えた。
「あっ。見て。出口だよ」
「良かった…」
翔くんはそう言って安心したような顔をする。
その後無事にお化け屋敷を出ると、翔くんが言う。
「怖かった…」
「翔くん、大丈夫?」
「はい。もう大丈夫です」
「良かった」
俺が笑顔でそう言うと、翔くんは慌てた様子で言う。
「あっ、えっと、て、手も!繋いでくれてありがとうございました!」
翔くんはそう言って繋いでいた手を離す。俺もすぐに離したけど、なんだかちょっと寂しい。
「翔くん、本当に怖いの苦手なんだね」
「人形は苦手なんです。なんか、動かない物だって分かってるからこそ、もし動いたらって怖くなっちゃって」
「たしかに。ちょっと怖いかもね」
「愛斗先輩は全然平気なんですね。1ミリも怖がってなかったですし」
「別に俺も得意って訳じゃないよ。翔くんが凄い怖がってたから、なんか笑えちゃって」
「えー。面白がってたって事ですか?酷いです」
翔くんはそう言って頬を膨らませる。
可愛いと思い、俺はついふふっと笑ってしまう。
「違うよ。怖がってる翔くんが可愛くてさ。俺が守らなきゃって本気で思ったよ」
俺がそう言うと、翔くんは小声で何か言う。
「え?な〜に?可愛いワンちゃん」
「何でもないですよ。高級な猫さん」
「高級な猫さんですよ〜。にゃ〜」
なんてふざけてみる。
「かわっ…な、なんで急に可愛い路線なんですか」
そう聞く翔くんに俺はもう一度ふざけてみる。
「翔くんが可愛いって言ったにゃんよ〜?」
多分、お化け屋敷で翔くんにくっつかれてテンションが上がっていただけだけど。
「…ちょっと可愛すぎるんでやめてもらっていいですか?」
「え〜。じゃあ可愛いワンちゃんの本気は?」
「俺の本気ですか。任せてください」
翔くんはそう言った後、子犬のような目をして言う。
「俺が1番可愛いわん」
翔くんが可愛い過ぎて俺はつい黙り込んでしまう。
すると、翔くんは焦った様に言った。
「な、なんちゃって。あー。早く次のアトラクション乗りたいな〜。次は何に乗ろうかな〜。あ!あれとか面白そうだな〜」
そう言いながらアトラクションを指さす翔くんが可愛くて俺はふふっと笑ってしまう。
「翔はほんと可愛いね」
「うるさいです〜!」
頬を赤くしてそう言う翔くんに俺は再び笑うのだった。