4,~sideルナ~
私はルナ!逢沢中学校に通ってた二年生。
実は今のマンションがシロアリに食べられていたみたいで
危ないから取り壊すみたい。
それで、なるべく環境が変わらないように
近場の家を探すと私の学区から外れるが、
隣の学区の深田中学校の学区内だった。
でも私は深田小学校出身で弟もそこに通っているからここに決まった。
しかも、私が元々いた逢沢中学校は
深小(深田小学校)出身の人が少数で
深中(深田中学校)に大体の人が行ってしまったから
またみんなに会える!ヤッター!
私、中学にいってから身だしなみとか気をつけてるから、
櫛を解かずに寝癖がついたまま行ったりしてないから
だいぶましになったんじゃない?
このドアを開けたらまたみんなと再会できる…!
でもさっき歩いていたら
ジロジロ見られるしひそひそ言われたからちょっと怖いな…。
「入ってきてー。」
「はーい。失礼しまーす!」
「あっ!っとごめんなさい!」
恥ずかしい…!ドア開けてすぐ机にぶつかった~!
「あっ!セラじゃん!久しぶり!」
セラがカッコ良くなってる…!
ちょっと、ほーんの少しだよ!?
「…。」
冷たっ!?えっ?仲良かったよね!?えっ!?
あ!周りを見てみると
こちらに全員のぞわっとするような視線が送られていた。
もしかしてこのクラスってヤバい?
「おーいこっちきて~!転校生ちゃん。」
「あっ!はい!」
そう言うことか~!HRみんな早く終わりたいもんね!
「はじめまして!はたまたお久しぶりです!」
「逢沢中学校から来ました!」
「夜星 瑠那です! よろしくお願いします!」
…え?拍手とかでもよろしくとかでもなく「無」?
「「「「「「「「「「ルナ!?」」」」」」」」」」
同小だった人達の大合唱。
「?そだよ?後で沢山話そうね!」
みんな覚えててくれてよかったぁ。
「じゃルナ、窓側の一番後ろの席なー。」「はい!」
ちらっと後ろの教卓の上にある座席表を確認する。
ふむ。隣の席はフナノ君か。
おお~!座ると凄く綺麗な景色が見える!この席あたりだぁ!
あっ忘れてた!挨拶挨拶!
「これからよろしくお願いします。フナノ君!」
「ウェ!?うっうんよろしく…。」
「お顔赤いですけど大丈夫ですか?体調が悪いとか?」
ええっフナノ君無言になっちゃった…。かなり悪いのかな(汗)
「おい、ルナ。フナノ困ってるだろ。つーか俺には無いのか?」
え?何がないのかな?リクも体調悪いとか?
…いやそうには全く見えないや。まぁスルーしとこ。
「久しぶり!リク!」
「久しぶり。お前が俺のこと忘れたのかと思ったわ~。」
ああ、友達だったから一番にいってほしかったのかな?
リクもかわいいとこあんじゃん。
「忘れてない、忘れてない!」
「それならよかったです。てか美少女ってルナかよ。」
「美少女?あらうれしい。リク、誉めてもありがとうしかでてこないよ?」
「出てくるのかよ!」
「久しぶりの再会でそれ~?私、リクにあえてうれしいんだけど。」
「んあ!?そうかよ!」
「リク顔赤~w」「つんつんすんな!」
「んーこほん。いちゃいちゃはもういいかな?」
「「すっすみません!」」
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