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今日も朝が来た。来てしまった。永遠の時が手に入ればいいのに。何度思ったことか。
⁇?「おはようございます」
…また、塵ほどに興味のない見かけだけの言葉が今日も飛び交う。
「チッ…朝っぱらから…るせぇんだよ…」
???「またですか…あなたは…挨拶くらいしましょう…?」
「うるせぇ…たかが生徒会だろ…」
生徒会「そんなんじゃいつまで経っても…(以下略)」
黙れ。もうそんな戯言は聞き飽きた。表向きのことは皆綺麗事を吐く。
第四夷高等学校…うちの学校はこの星でも珍しい「ニンゲン」と異形人(ニンゲンにそう言われていたため広まった呼び方である)の共学の学校だ。一般的に異形人はニンゲンよりも知能、体力が僅かに低いと言われている。それによる校内での上下関係の発生やいじめ行動はほとんど日常に溶け込み始めていて、もはや混沌と化している。教師は気づかないふりをしている。それはなぜか?簡単だ。うちでは異形人の教師が八割程であり、気づいたとすれば教師さえもいじめの対象になる。ニンゲンの教師は、ニンゲンの子の家庭に賄賂を渡されているとかいないとか。その辺の話は知らない。知りたくない…と言った方が正しい。
僕には弟がいた。そう、“いた”のだ。
異形人の家庭に生まれてしまった僕はいじめを…受けていた。それは弟も例外ではなかった。暗雲立ち込める日。思い出したくもないあの日、
次回、あんなに可愛かった弟もう動かない