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キャラ崩壊注意
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後日の配信
配信開始。
いつもと変わらない画角。
クラピカは椅子に座り、
センリツは当然のようにその膝の上にいる。
クラピカの両手は、
センリツの手を包み込むように握っていた。
【コメント】
「はい定位置」
「膝の上が自然」
「手つなぎデフォ助かる」
「今日も仲良し」
センリツ 「こんばんは。
今日は少し、ゆったりめに」
クラピカ 「ああ。無理はしないでくれ」
センリツは小さく体勢を直し、
一瞬だけ眉を下げる。
センリツ 「……少し、腰が痛くて」
クラピカ 「……」
ぴたりと動きが止まる。
クラピカ 「……すまない」
クラピカは真剣な顔で、
少し視線を落としたまま続ける。
クラピカ 「……昨日、私が……
感情に任せて、激しくしたせいで……
本当にすまない。理性を保てなかったんだ」
【コメント】
「昨日?」
「激しく?」
「ちょっと待て」
「配信中だぞ??」
次の瞬間。
センリツ 「…!?」
センリツが慌てて
両手でクラピカの口を塞ぐ。
画面に、がっつり映る。
【コメント】
「塞いだ!!!!」
「今のは塞がれる」
「事故回避!!」
センリツは顔を真っ赤にして、
小さく首を振る。
センリツ 「……それ以上は…
配信中よ、クラピカ…!」
クラピカ 「……」
そのまま目を逸らす。
耳まで赤い。
クラピカ 「……配慮が足りなかった」
【コメント】
「反省が重い」
「何を想像させる気だ」
「説明しないのが一番やばい」
センリツは、
そっと手を離し、俯いたまま小さく言う。
センリツ 「……私も、
止めなかったから…」
クラピカ 「……」
一瞬だけ、
息を詰める。
そして何も言わず、
センリツの手をさっきよりも慎重に握り直す。
【コメント】
「慎重になった」
「優しさが過剰」
「昨日の“激しさ”との対比で死ぬ」
何事もなかったように、
配信は進んでいく。
けれど——
塞がれた口も、
赤くなった顔も、
全部、視聴者は見てしまった。
【コメント(流れる)】
「動悸がする」
「二人しか分からないやつ」
「昨日の詳細は一生語られない」
——それでいい。
語られないからこそ、甘かった。
・
終わり