ENDLESS GAME
第1章 「プロローグ」
それは、女子高生の噂話から始まった…。
綾香「ねえねえ、ENDLESS GAMEって知ってる?」 ここは近未来のとある高校、今はお昼休みのようだ。話を振ったのは綾香、ゲームとアニメが大好きな女子高生だ。
七海「何それ?新しいゲームか何か?それとも、アニメのタイトル?」 彼女は七海、クラスのマドンナ的存在の女子高生だ。
綾香「知らないの?今流行りの人気アプリらしいんだけど…」
七海「初耳だよ…私、今流行りのゲームとかあまり知らないから…😞」
綾香「そっか、七海はお嬢様だからね…😏」
七海「関係ないよ~、それと恥ずかしいからお嬢様呼びは止めてー😣」
茶化す様に言う綾香に、顔を赤くする七海。「お嬢様」と呼ばれるのは、恥ずかしい様子。
綾香「ごめんごめん」
七海「良いよ、ところでどんなアプリなの?」
気を取り直した七海は、興味津々と言った様子で綾香に聞く。
綾香「うーんとね、今流行りの人気アプリらしいんだけど、何と‼️自分の好きなゲームを実際に体験出来るんだって‼️(〃^ー^〃)」
アプリやゲームが大好きな綾香。身振り手振りを交え、楽しそうに説明を行う。
七海「…面白そうね、今度やってみようかな」
綾香「うん、今度一緒にやろうよ‼️」
綾香が七海を勧誘した、その時。一人の女の子が話し掛けて来た。
悠「ENDLESS GAME?それって確か…」 彼女は悠、クラスで成績優秀な女子高生だ。
綾香「悠、知ってるの?悠は優等生だから、アプリとかゲームとか興味ないと思ってた」
茜「悠だけに優等生って…上手い‼️座布団一枚没収‼️」 駄洒落を言う彼女は茜、クラスのムードメーカー的な女子高生だ。
七海「(そこは、上げるんじゃなくて没収なんだ…茜らしいわ笑)」
綾香「なら、没収された座布団は茜にシュート‼️」
茜「やったな~、仕返ししてやる~‼️」
…枕投げならぬ、座布団投げへと発展しそうな勢いだが、その流れを七海が止めた。
七海「…ENDLESSって、コードが無いって意味だったっけ?」
綾香「七海、それはコードレスだよ…」
少々天然気味?な七海がボケをかます。すかさず、茜がツッコミを入れる。
茜「七海、ENDLESSって、手札がゼロって事だよ」
綾香「それはハンドレス‼️どこの満足同盟よ…😥」
…伝わる人には伝わるネタである。
茜「あはは、冗談はさておき、ENDLESSって確か…」
七海「終わりが無いって意味だったはず…。でも、終わりが無いなら永久にゲームから出られないんじゃないの?」
茜「えっ👀⁉️じゃあ、プレイした人が何人も出られなくなってるとか⁉️」
七海の疑問に驚く茜。その疑問に答えたのは…。
悠「大丈夫よ。自動セーブ機能がついてるし、ゲーム内での一時間は現実の10分に相当するんだって。ゲームオーバーかゲームクリアで出られるし、止めたいと念じたらきちんと出られるような仕組みになってるらしいわ」
…悠だった。(何故、知っているのか…)
茜「ふーん、きちんと考えられたゲームなのね」
綾香「でも、噂だと…」
(キーンコーンカーンコーン)
綾香「…してしまうと、ゲームから永久に出られないって…プレイするなら、気を付けた方が良いよ?」
七海「恐ろしいね、それだけは避けたいわ😨」
七海は、少し青ざめた表情で言った。
先生「授業を始めるぞー」
昼休みが終わり、授業が始まった。
ゲームとアニメが大好きな綾香、クラスのマドンナ的存在七海、成績優秀の悠、ムードメーカーの茜、仲良し四人組の誰かがこのゲームに挑む事になる…。
第1章 END
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