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朝ーー
村は重たい空気に包まれていた。
🩷「最近みんなピリピリしてるよね」
💙「当たり前だろ」
💙「人狼がいるんだから」
💜「早く」
💜「見つけ出して処刑しないと」
💛「……」
岩本は黙って聞いていた。
💜「案外、今も近くにいたりして?」
村人たちがざわつく。
💙「はぁ?怪しいやつがいんのか?」
深澤はにやっと笑う。
💜「勘だけどね」
🩷「勘!?」
💜「なんか、ゲームみたいだね」
ラウールが静かに言う。
🤍「……ゲームじゃないよ」
🤍「冗談でも言わないで。」
🤍「命がかかってるんだから」
💜「ふっw」
💜「ラウール真面目すぎ」
岩本だけは、静かに深澤を見ていた。
夜ーー
村は眠りにつく。
その頃――
森の奥では
💛「……」
岩本が立っていた。
すると
背後から足音。
💜「やっほ」
岩本は振り返る。
💛「遅い」
💜「しょーがないじゃん」
💜「村人の“フリ”大変なんだよ?」
その瞬間。
空気が変わる。
昼間の軽い雰囲気は消えていた。
💛「今日もよく喋ってたな」
💜「でしょ?」
💜「まだみんな俺のこと」
💜「ただの村人だと思ってる」
岩本は静かに笑う。
💛「狂人のくせにな」
深澤は楽しそうに笑う。
💜「俺さ」
💜「人狼好きなんだよね」
岩本の前まで歩く。
💜「特に、強いやつ」
顔を近づける。
💜「岩本照」
💛「……」
💜「人狼の王様」
岩本は深澤の腕を掴む。
💛「あんまり調子に乗るなよ」
💜「こわっ」
💜「でもさ」
💜「俺がいないと困るでしょ?」
💛「……」
💜「ここからがお楽しみ」
💜「村の空気」
💜「めちゃくちゃにしてあげる」
岩本はため息をつく。
💛「お前」
💛「ほんと狂ってる」
深澤はくすっと笑う。
💜「でもさ」
💜「楽しいよ」
💜「人間が疑い合うの」
💛「……」
岩本は深澤を見つめる。
💛「お前は」
💛「なんで人狼側につく」
💜「んー?」
深澤は少し考えてから言う。
💜「だって」
💜「面白いじゃん」
💛「……」
💜「それに」
深澤は岩本の胸を軽く叩く。
💜「あんた強いし」
💜「見ててゾクゾクする」
岩本は深澤の手を掴む。
ぐっと引き寄せる。
💜「お?」
💛「さっきから近づきすぎだ」
💜「嫌?」
💛「……」
💜「俺はもっと…あんたの近くにいたいな」
危うい空気。
💜「ねえ」
💜「次、誰襲う?」
💛「……」
💜「俺さ」
💜「早くぶっ壊したいんだよ」
💜「この村」
その目は、完全に狂っていた。
そして――
翌朝。
深澤は、いつも通り村にいた。
💜「おはよー」
🩷「おはよ!」
誰も気づかない。
その男が――
人狼側の狂人だということを。
少し離れたところで岩本はその様子を見る。
岩本は小さく呟く。
💛「……ほんと」
💛「狂ってやがる」
だが、
その口元は、少しだけ笑っていた。
つづく。