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優
「どう?今の良かったくね?」
九斗
「肩に力入りすぎ、斬る時だけだよ」
「それと、もっと周りを予測しろ、敵は1人じゃないかもしれない」
「複数人いて、銃を持っているかもしれないからな」
優
「ちょっとは褒めてくれてもいいだろ…」
九斗
「ちょ、拗ねんな…」
「が、頑張ってるぞ…優は、最初に比べたらいい動きをしてる」
優
「マジ?よっしゃ」
九斗
危ねぇ危ねぇ、ご飯作って貰えなくなる所だった
あれから訓練を初めて5日目
優もかなり動けるようになった
いつも5時間は練習してるからな
そして家に帰ったら反省会議
なので寝るのはいつも1時過ぎだ
朝はナイフの刺し方や防御の仕方、体術の仕方も教えている
優はもう、そこら辺のチンピラなら蹴散らせる
…だが、その勇気があればの話だが
そろそろ本番をやる時か
本番とは、実際に人を殺す事だ
多分もうそろそろ、この間の半グレ共が報復に来るだろう
半グレは所詮半グレだ
ヤクザみたいに頭を使わない
だが、俺はこの裏で糸を引いてるのがヤクザだと思っている
「ヤクザはめんどくさいなぁ」
「粘着してきてうぜぇし」
「ちょうどいいか、優そろそろ本番をやろう」
「もうそろそろ、この間の半グレ共が報復に来るだろうから、実戦だよ」
優
「…は?」
九斗
「優は本当に人を殺せるのかっていう実戦」
優
「そんな笑顔で言われてもなぁ」
九斗
「覚悟しといてな」
「あ、ポリちゃんも動かないだろうから大丈夫」
「ヤクザと半グレだから」
「ポリちゃんってね、一般人の時は動くけど、ヤクザとか半グレの時は全然動かないから」
「それに能力地震もすぐに起きるから、逮捕の心配はしなくていい 」
優
「本当に出来るのかな…?」
「俺にそんな事が」
九斗
「出来ないじゃない、やるんだよ」
「…そんじゃ、帰るか」
優
「どういうこと?」
「あの半グレ達が、今日攻めてくる?」
九斗
「うん、そうだよ」
「飯うめぇ〜」
「優、料理上手いから大好き」
優
「あのさぁ…なんでもっと早く言わないかな」
「俺も覚悟とか色々あるんだが」
九斗
「心配はご無用」
「どうせバカな半グレ共だ」
「ドアとか蹴って起こしてくるだろ」
「気長に待つぞ〜」
「じゃ、おやすみ☆」
優
こいつ…本当に寝やがった
俺達、今日死ぬかもしれないのに
あのバカはなんで堂々と寝るわけ?
緊張感ないのか?
それとも普通にバカなだけ?
九斗
「ちょ、今バカって思っただろ」
「全部表情で読めるんだからな!」
「睡眠って結構大事なんだぞ」
優
「それは分かるけどさ…緊張感無さすぎだろ」
九斗
「緊張感なくても戦えるから平気だよ」
「そんじゃ、おやすみ」
優
「普通に怖いから起きててくれよ、九斗」
九斗
「すやぁ…」
優
俺だけでも起きてるか
「てか、寝起きですぐ戦闘なんかできないし」
[ドンドンドンッ]
優
「ちょ、九斗!起きて!」
「早く起きて!」
九斗
「後5分…」
優
「は?ちょちょ!」
「もうやばいんだって!」
「さっきからドア蹴ったり殴ったりされてるから!」
[ガシャンッ]
優
「…やるしかない」
九斗
さてさて…優くんは本当に実戦で上手くやれるのかなぁ?
「えちょ、なになになに?」
優
「ここじゃ狭いからあそこ行くぞ」
優
「なんであんな大人数なの…?」
「ってか、九斗起きてんじゃん」
九斗
「あいつらが来る5分前には起きてた」
「…優、とりあえずここを選んだのはいい判断だ」
「今までの練習を思い出せ、ここで発揮しろ」
優
「え、手伝ってくれないの?」
九斗
「優が本当に死にそうになったら助ける」
「信じてる…頑張れ」
「あ、銃持ってるやつもいるから」
「対処法は昨日教えたよな?頑張ってこい」
「そんじゃ、隠れて見てる」
優
「…おい、嘘だろ」
あいつ…まじで隠れやがった
足が震える…練習の時とは空気が違う、怖ぇ
「でも、やるしかない」
半グレ達が見えてきたので、腰に付いてるナイフホルダーからナイフを取り出す
半グレ1
「ひゃっほぉぉい!俺が一番乗りだぜぇぇ!」
「お前を攫えば金が沢山なんだ!」
「悪く思うなよぉぉぉ!」
優
警棒を持った半グレの男が警棒で殴りかかって来たので、俺はギリギリまで引き付けて躱し、半グレに隙が出来たので、頸動脈を狙い、首を速く深く刺した
「…おえ」
半グレ1
「ぐっ…ががが」
優
「悪く思うなよ…そっちから来たんだから、殺される覚悟もあっただろ?」
刺した瞬間、肉を抉る…最悪な感触が伝わる
「ごめん…俺だって生きたいんだ」
そしてゆっくりとナイフを抜く
抜いた穴から生暖かい血が指に飛び散る
「これ…どうやって慣れよう」
人を殺したという罪悪感で胸が痛い
歳も俺に近い、凄く嫌な気分だ
九斗
「まだまだ1人だ、集中を切らすな」
優
「わ、分かってる」
半グレ2
「…っな、お、お前達!全力でやるぞ」
優
次は一気に3人で来た
武器はバット、鉄パイプ、木刀
どれもリーチが長い、近付けばいい
バットを持った半グレが俺の顔面めがけてバットを振りかざす
半グレ2
「オラァァァ」
優
九斗の言った通りだ…こいつも大振りだ、隙しかない
俺はまたギリギリまで引き付けて、しゃがんだ
半グレ2
「よ、避けた!?」
「ぐあァァァァ!」
優
しゃがむと、後ろから俺を狙っていた木刀の半グレがバットの半グレを攻撃した
半グレ2
「痛てぇよバカがぁぁぁぁ!」
半グレ3
「わ、わざとじゃない…!」
優
俺は2人が混乱している隙を見逃さなかった
半グレ2
「ぐっは…」
優
寝転んでいる半グレの首をナイフで深く刺し、更に回転させて抉った
半グレ4
「て、てめぇぇ!この野郎ぉぉぉ」
半グレ3
「ふざけんじゃねぇぇぇ!」
優
今度は正面から2人で襲ってきたので、俺はもう1つのサバイバルナイフを出した
そしてまたギリギリまで引き付けて、木刀の半グレの足の間をスライディングし、両足の脹脛をナイフで斬った
半グレ3
「う…てめぇぇぇ!」
優
「…ごめん」
また首をナイフで刺した
半グレ4
「う、うわぁぁぁぁぁ!」
優
鉄パイプの半グレが鉄パイプを捨て、逃げた
俺はすぐに追いかけ、首をナイフで刺した
「…ごめんな」
後から来た半グレ達は、俺にビビって戦意喪失したのか、それともこの4人の死体にビビったのか…
半グレ達は俺を見るなり怯えてここを引き返した
そして、その中で唯一逃げ出さなかった2人組がいた
ヤクザ1
「おぉ…やるねぇ高校生クン」
ヤクザ2
「君もこっち側の人間かな?」
優
明らかにさっきの奴らとは違う
威圧感…いや、殺気が半端ない
……武器は銃か
「ヤクザか」
ヤクザ1
「こんなやり方、あたし達みたいな人間しかやらないよぉ」
ヤクザ2
「強いんだね、君 」
九斗
「待って…優、こっちのヤクザは俺がやる」
ヤクザ2
「おいおい、君絶対強いじゃん」
九斗
「そりゃどうも」
「優、こっちのヤクザは任せて」
「そっちのヤクザは頼んだ」
優
「もう疲れた…精神的にも」
ヤクザ1
「じゃ行くね、坊や」
優
ヤクザは懐からハンドガンを出し、俺に照準を合わせた
俺はヤクザの目と銃をじっくり見て
ヤクザがトリガーを引く瞬間、体制を低くした
「…っぶな」
ヤクザ1
「あはは、凄いね坊や」
優
「銃とか卑怯だろ」
ヤクザ1
「えぇ…?命のやり取りに卑怯もないわよ」
優
俺は体制を低くしながら、弾が当たらないように左右に移動しながら前進する
いや、冗談抜きで銃とか怖すぎ、プレッシャーで押し潰されそう
…でもなんか、このプレッシャーが楽しいかも
ヤクザ1
「え…今わ、笑ったわよね?」
「あんまり舐めないで欲しいなァァァ! 」
優
なんでこんなにも楽しいんだろう
当たったら死ぬのに
ヤクザとの距離は後10m
突然、ヤクザの動きが変わった
銃を捨てて、懐からドスを取り出したのだ
ヤクザ1
「これでフェアね、坊や」
優
「いや違うな、俺はナイフが2本だからフェアじゃない」
ヤクザ1
「確かに、そうかもしれないなァァァァァ!」
優
俺はギリギリまでヤクザの攻撃を引き付け、華麗に攻撃を避ける
ヤクザ1
「あら?避けてばっかりじゃないの」
「攻撃しないのかしら?ほらほら」
優
なんか攻撃が遅く見える…なんでかな
この時、俺はアドレナリンが有り得ないほど分泌していたのだ
そして、避けて次の攻撃が来る前にナイフで浅く深く何度も斬った
ヤクザ1
「ったいわね…このガキがァァァ!」
優
ヤクザが大振りでドスを振りかざすが
[グチャッ]
ヤクザ1
「…っふふ、クソガキが 」
優
その前に俺が速く心臓を刺し、回転させて抉った
九斗
…やっぱり潜在能力は高いな
流石、俺の相棒だ
「お疲れさん、合格です」
優
「…てか、そっちから銃声しなかったけど 」
「一瞬で終わった感じ?」
九斗
「ん?そうだけど」
「まぁ、こっちは気絶させただけだけどね」
「こいつを生け捕りにして、ボスの場所を吐かせる」
「とりま、ベルトで両手両足縛らないと」
優
「…疲れて眠い」
九斗
「後ちょっとだから、もうひと頑張り」
「そうだ、優、あの銃とドス拾ってきて、まだまだ使えるから」
優
「分かった」
九斗
「早く撤収しないとポリちゃん来るかも」
「俺達は気絶しているヤクザを引きずりながら家へと帰った」
???
「…は?」
「お前ら全員逃げ帰ったんか?」
半グレ
「あいつはやばいですって…」
「俺達素人がどうにかできる連中じゃないです」
「しかも、俺見たんです…」
「ハルトさんは…3秒くらいで気絶させられて」
「あの、ナナセさんが殺されてました」
???
「…うせやろ?」
「ハルトとナナセやって弱ない…こっちで20年はおった人間やぞ…?」
[ガシャンッ]
[バンバンバン]
???
「いやや…やめとくれ…」
九斗
「あれ?君がボス?」
???
「あ…あぁ」
九斗
「とりあえず、お話し合いはできるかな?」
優
「そんな発砲するなよ…警察にバレるよ」
九斗
「ごめんごめん」
「下にいる奴らは全員気絶だから安心して」
「まぁ、ここにいる奴らは死んだけど」
「…お話し合いしようよ…な?」
【次回へ続く…】
瑞希 流星♟也中
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ユイ
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