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#漫画
「…少し話しませんか」
「…ふふ いいですよ」
良かった
話かけることができた
でも、何を話せばいいんだろう
前世の記憶をもっているかなんて突然聞いたら変な人だって思われるだろう
まず記憶はない、はず
とりあえずできる限り話題を提示しよう
「カフェに連れ込んじゃってすみません」
「道端だと話しずらいかなって思ったので」
「いや、大丈夫です」
カナエからの誘いでカフェに来ることになった
店内は特別広いわけでもなく、知る人ぞ知るオシャレなカフェって感じの内装だ
店内には上品な匂い、おそらくラベンダーやベルガモットだろう
香りの最後にはパチュリの香りがする
「あの、なんで僕に話しかけたのか聞いてもいいですか?」
「あ、ええっと…それは」
「今はもういないんですけど、俺の相棒に似ててつい…」
「…そうだったんですね」
「でも、その気持ち分かります」
「諦めきれないんですよね」
「カナエ…さんもそういう経験が?」
「いえ、経験はないんです」
「でも、僕にも大切な人がいたら貴方と同じことをしてただろうなって」
この言葉が、今のカナエの性格を表しているんだろう
前のカナエと思考は似てる
「僕、貴方に会ったときなぜか親近感があったんです」
親近感…?
もしかして記憶はなくても、感覚とかは残ってるのか?
だとしたら今後見つけるのも楽になりそうだ
「…僕、明日死ぬんですよ 」
「…は、?」
「元々体が弱くて、担当の先生が寿命は明日だろうって」
「…」
もう会えないのか、?
せっかく見つけたのに
また振り出しに戻るのか?
なんで早く見つけてあげられないんだ
カナエがいるかどうかも分からないのは確かに調べようがない
でも、絶対に見つけなきゃいけないんだ
「また、会えるといいっすね」
「…そうですね」
「じゃ、俺はこれで…」
俺は席を立つ
後ろは振り向かないでただ来た道を戻る
「…見つけてくれるんでしょ」
カナエの言葉を聞き流しながら_____。
GAME OVER②
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コメント
1件
第6話、読ませていただきました。カフェの会話、すごく心に残りました。カナエさんが「明日死ぬ」とさらっと言うところ、あまりに突然で息を呑みました。それでも「また会えるといいっすね」と言える強さが切なくて…。最後の「見つけてくれるんでしょ」の言葉が、もうずっと頭から離れません。続きが気になります…!