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今回は体が弱い彰人くんを描きます!

苦手な方🔙

すたーと!





俺は体が弱い。

体か弱いと言うよりかはすぐ体調を崩す。

常に腹は痛い、頭痛い、気持ち悪い。それがずっと続く。

だから冬弥にはすっごく迷惑をかける。

デートの約束日。体の調子が良かったのにいざデートすると出かけ先で貧血で倒れる。それで救急車で運ばれて。それの繰り返し。

それを理由に俺は何回もメンタルを壊した。



そんな俺の話。





🥞「頭痛…。熱測るか。」


ピピピピッ…ピピピピッ…


38.7℃


🥞「またか…」


☕「彰人。今日は体調どうだ?」


🥞「…38.7℃。」


☕「そうか…。寝るか?」


🥞「寝すぎても良くないんだ。今日は出かけよう…?」


☕「ダメだ。熱が出ているから。寝なくていいから家にいてくれ。」


🥞「………………………」


☕「彰人だってなりたくて体調が悪いわけじゃないんだから。彰人は悪くない。そんなに思いつめないでくれ。」


🥞「また、俺のせいでデート行けなくてごめん、」


☕「彰人。謝るのはなしだと言っただろ?ほら、バナナ切ったから食べていいぞ。」


🥞「ありかと、後で食べるな。」


また…俺のせいでデート行けなかった。

冬弥とまともに出かけたことなんて1~2回しかない。

それ以外は全部途中で帰るか救急車行き。

こんなにも迷惑かけてるのになんで冬弥はこんなにも俺にすがるんだろう。


ずっと頭がグルグルして気持ち悪い。

吐きそう。

トイレ行かないと…






トイレ


🥞「うぇッ…うッ…」


吐きたいのに何も出ない…ずっと気持ち悪いのにッ…


☕「彰人ッ!気持ち悪いのか…?!吐けるか?!」


🥞「吐きたいのにッ…吐けないッ…」


☕「彰人…すまない。」


冬弥は俺の口の中に指を入れて喉の奥をつついた。


🥞「嫌だッ…それ怖いッ…」


☕「大丈夫だ。吐いたら楽になる。少しだけ我慢してくれ。」


トントンッ…   (喉の奥をつつく)


🥞「ッ?!」


🥞「うぇッ…げぼッ…うぅッ…(吐」


☕「まだ出るか?」


🥞「も、出ないッ…」


☕「わかった。大丈夫か?喉痛かっただろう…?」


もう、何も考えたくない。

冬弥の声が響いて聞こえる。

吐いたものの匂いが気持ち悪い。

このまま死ねばもっと楽になれる。


なんで俺がこんな思いしなきゃ行けないの?



🥞「はぁッ…はぁッ…はぁッ…うぅッ…(泣」


☕「彰人!まだ気持ち悪いのか?!どこか痛いのか?!」


🥞「なんで俺がこんな思いしなきゃ行けないんだよッ…」


☕「ッ…」


そうだ。なぜ、彰人がこんな辛い思いをしなきゃ行けないんだ。


🥞「もうこんな思いするなら生きたくないッ…!」


彰人がこうなるのは当たり前のことだ。

こんな辛い思いをして生きたいと思ってる方がおかしいだろう。

俺だって彰人の力になりたいけど中々なれるようなものじゃなくて毎回彰人をこんな思いにさせてしまう。



🥞「冬弥だって本当はこんな俺要らないだろッ?!ずっと体調を崩してまともにデートもキスもえっちもッ…ずっと出来なくてッ…本当はもっと他のやつがいいだろ?もっと健康で良い奴見つけて。こんな思いするのは俺だけでよかったッ…!」


🥞「俺ッ…冬弥の恋人で居られるようにちゃんと嫌な薬だってッ…点滴だってずっとずっと我慢したのにッ…」


🥞「冬弥だけずるいよッ…!」


☕「ぁッ…」


彰人は良く窓から見えるカップルを見て羨ましがったり恨んだりしてた。

とりあえず彰人は健康な人が嫌いだった。

だから窓から人は見えないようにカバーをつけたり色々工夫してきたけど違ったんだ。

彰人が恨んでたのは…

俺だったんだ。



🥞「冬弥は健康でいいよな、看病する側でいいよな。される側の気になってみろよッ…!看病する側も移るかもしれないし大変だし辛いけど、される側の方が何倍も辛いんだよッ…!」


ここで俺は何も言えなかった。

ずっと無言で聞くことしか出来なかった。


🥞「ホントは浮気とかしてんだろッ?顔も整ってていい匂いして綺麗な女とかと浮気してんだろッ?」


🥞「死にたいッ…こんな思いしかできないなら死にたいッ…!」


☕「ッ…!」


俺はどんな選択をすればいいのだろう。

止める?止めない?慰める?

全部違う。

彰人にとっての幸せはどこにあるんだッ?


考えているうちに目の前にいる彰人はこの家を出ていった。






プルルルルルルルルルルル…プルルルルルルルルルルル…


☕「電話…?110…?警察…?」


☕「もしもし…」


警察「もしもし。〇〇警察署の〇〇と申します。青柳冬弥さんでお間違いないですか?」


☕「はい、青柳です。」


警察「先程▲歩道橋で自殺しようとしてる男性が居ると通報が来て現場に行ったところ東雲彰人さんが住民の皆さんに取り押さえられてる所を発見致しました。今〇〇警察署で保護しているのでお話大丈夫ですか?」


☕「え、彰人が自殺ッ…?生きてるんですよね、?」


警察「はい。飛び降りてはないので。」


☕「わかりましたッ…すぐ向かいますッ…。」



彰人が自殺ッ…?俺が彰人をちゃんと見てなかったから、?

今は考えてる時間じゃない。早く行かないとッ…







☕「こんにちわ。青柳冬弥です、彰人はどこにッ…!」


警察「こちらです。落ち着いて中に入ってくださいね、?」


☕「は、はい、?」


そこには痣だらけでハイライトがなく涙を静かに流している彰人がいた。


☕「あき、と、?」


警察「見た時にはこのような状態で…。」


🥞「と…うや、…」


☕「ごめん、俺がもっと近くにいてやれたらッ…」


🥞「……………………」


☕「彰人。今日はちゃんと彰人のやりたいこと聞くから。なんでも聞くからワガママ言っていいんだぞ?」


🥞「もう、生きたくないよッ…それが俺のワガママだよッ…」


☕「俺は彰人に生きてくれないと嫌なんだッ…」


🥞「ッ…」


警察「さっきお話を少し聞いたのですが東雲さんは病人扱いしずに普通の人のように接して欲しかったって言ってました。」


☕「彰人ッ…ごめんなッ…気づいてやれなくてッ…気づいたらそういう扱いになってしまっていた。これからはちゃんと気をつける…。」


☕「彰人はこんな俺でも同じ人生を歩んでくれるか、?」


🥞「ッ…!冬弥と居たいッ…!」


☕「良かったッ…」


警察「お話中申し訳ないのですが面会時間が決まっていて。なので退場となりますが時間延長しますか?」


☕「いえ。大丈夫です。」


🥞「色々迷惑かけました。ありがとうございました。」


☕「それじゃあさようなら。」


警察「いえいえ。さようなら。」






🥞「これから普通に接してくれる?」


☕「あぁ、接するに決まってる。」


🥞「じゃあえっちもしてくれる、?」


☕「それは体調がいい時だな。」


🥞「ん~…!」


☕「すまないな。体に負担をかけたくないから…でも…」


ちゅッ…♡


🥞「えッ…」


☕「キスは出来る…。それにハグもできる。」


🥞「今日気分いいよ?多分熱もない。えっちしてくれないの、?」


☕「熱計って熱無かったらな。」


🥞「んん~…」



この後えっち沢山したとさ…!

END…!



今回は自信作多分。

復刻ぷよぷよ冬弥サン出なくて泣いてるのはあたくしです。

次の話で会いましょう!

この作品はいかがでしたか?

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