タッタッタッタッ
りっこ「瀬見さんっ!!天童さんっ!!牛島さんっ!!大平さんっ…はぁはぁ」
美樹の友達の律子ちゃんが走って俺らを追いかけてきた。
なんか忘れ物したのか?
サトリ「あ〜りっこチャン〜どうしたの〜?」
天童が律子ちゃんの顔をのぞき込みながら言う。
そしたら律子ちゃんが、深刻な顔をして
「ちょっと、さっきの件で伝えておきたいことがあって…」と言った。
俺らは顔を見あわせる。
律子ちゃんの話を聞く。
律子ちゃん曰く、
結奈ちゃんは時折美樹ちゃんに対して、
よく思ってないような素振りや顔をするそうだ。
更には舌打ちまで。
そしてやたらと白布くんの事を不自然にまで
聞きたがるらしい。
りっこ「このタイミングで仲良くしたいって言ってきて…、昨日の別れろって書かれた紙の話をしたら別れた方がいいよ!ってすごい必死に美樹に言ってたりして…
なんかおかしいと思ってて…」
律子ちゃんが一生懸命話す。
結奈、って子は美樹の友達だろ?
なのになんでそんな事?
サトリ「…俺も、ちょっとあの子怪しいと思ってたんだヨネ〜…」
天童はふむふむと、また考える人のポーズ。
りっこ「美樹を守りたいんです…」
グッと手を握りしめながら言う律子ちゃん。
エイタ「ほんと、美樹の事思ってくれてるんだな、ありがとう。」
そう言うと
りっこ「当たり前です!!
こんなギャルで派手な見た目の私と仲良くしてくれるの美樹だけなんで☆」
てへとピースして舌を出す律子ちゃん。
良い友達を持ったな、美樹。
サトリ「とりあえず〜、教えてくれてアリガト
りっこチャン、
結奈チャンの事は俺らに任せて?」
天童がそう言うと、
りっこ「ありがとうございます!!」
と言って、行ってしまった。
ヽ(・∀・)バイバーイ
だなんておちゃらけて手を振る天童だったけど
俺らの方を振り返ると
サトリ「結奈チャン、やっぱりね」
と怒りをあらわにした顔で言った。
ワカトシ「天童、顔が怖いぞ」
と若利に言われてたけど
サトリ「若利くんのいつもの怖い顔よりかはマシだよっ!!」
なんて言うから
エイタ「それは失礼だろ!」って言っといた。
コメント
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りっこちゃん普通に喋ってるからギャルなの忘れる