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桜の舞い落ちる年に思い出す

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桜の舞い落ちる年に思い出す

4 - 第4話 好き

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2025年06月25日

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第4章:告白と決意の春

夕暮れが祖母の家を優しく包み込む頃、庭の桜の花びらがひらひらと舞っていた。

私たちは並んで縁側に座り、静かな時間を共有していた。

「結花、ずっと言いたかったことがあるんだ」

颯真が少し緊張した声で言った。

「なに?」

私は心臓が高鳴るのを感じながら、彼の顔を見つめた。

「高校のとき、あの時、好きって言えなかったこと……後悔してる。

でも今は、ちゃんと言いたい。

結花、俺はずっと君のことが好きだった。これからもずっと――」

言葉が空気に溶けて、胸の奥にあたたかな光が広がった。

私もゆっくりと彼の手を握り返した。

「私も、ずっと好きだった。怖くて言えなかったけど、今なら言える。

颯真と一緒に夢を追いたい」

桜の花びらが二人の間に舞い落ち、春の風が優しく吹いた。

その瞬間、未来への扉が静かに開いた気がした。


この告白をきっかけに、二人は夢に向かって歩き出す。

過去の後悔も不安も、これからの未来への希望に変わったのだ。

桜の舞い落ちる年に思い出す

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