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風呂場に行くと言われた通り棚にはタオルやら着替えやらが入っていた。風呂場の広さは実家の風呂よりは狭いけど人間の家にしては結構広い方だと思う。「てか本当にお洒落ぺこなあ
この家。何か草とか置いてあるし、 ャワーを浴び、湯船に浸かりながら
物思いにふける。
何か今日は色々あったぺこなぁ。 流石に疲れたわ。
手を動かす度にチャプチャプと波が起きる。
湯船の温度もぬるめで心地良い
、、、てかあいつ隈出来てたぺこなぁ、自分で気づいてんのかな。
心の底から笑えたときいっちばん嬉しそうにしてた癖に愛想笑いばっかしてるぺこだし。
ま、ある意味あれがあいつのデフォルトなのかもしれないぺこだけど
、、、気にかけてやるか。なんなら、お世話にもなってるぺこだから、お手伝いとか出来たらいいな。家事とかなら村で習ってるから一通りならできるけど、、、
「…はぁー、もう上がろうかな…」
っと言ってぺこらは風呂を出た
棚の中にあるパンツと服を取り出す。パンツは布の中にゴムが入ってるから履いたらキュッとお腹にちょうどいい感じで締まる。…まさか男物のパンツを履く日が来るとは微塵も思わなかったけど…
服を着てみると… 「結構でかいぺこな…」服は太ももくらいまでありこれじゃちょっとしたワンピースだ。一応ズボンも試したけど脱げ落ちてしまう
「…まぁいっかこれで!」ぺこらは考えることをやめた
風呂から上ると、不破っちはうつらうつらと船を漕いでいた。
これで起こすのも、申し訳ないが風呂は入った方が良いだろうと思い声を掛ける。
「お〜い、不破っち!ぺこーら風呂出たよ」
一応聞こえたのかぴたっと動きが止まりゆっくり瞼が開く。
「んぁぁぺこらぁもう上がった…ん…か?」
不破っちは顔を上げたまま硬直する
「?どうしたぺこ?」
っと問いかけると、不破っちはハッとしたあと徐々に顔を赤く染める
「??ほんとにどうしたぺこ不破っち?」
「あっ、、え?ぺこちゃん、、、ズボンはどうしたの?」
「ズボンは大きすぎて脱げちゃうぺこ」
「アッそっか、ごめんなぁ考えが及ばなくて」
っと不破っちが申し訳なさそうに顔を下に向ける
「全然!!こっちが急に泊めてってお願いしたぺこだし。むしろめっちゃ色んなことしてもらって申し訳ねぇぺこ」
っとぺこらが言うと、不破っちは少し不和げながらも顔を上げた
そんな姿を見たぺこらは、
(こう言っちゃアレだけどコイツ結構犬っぽいよな…)っと心の中で思った
「てか不破っち、早く風呂入ってきなぺこよ。眠いんでしょ?」
「ンハハ、そうするわ」
っと言って不破っちはお風呂に行った
てか前も思ったけどほんとに 疲れてんだな
アイツ
ぺこーら結構気使わされてるんだろーな
髪の毛を乾かし、用意してあった布団に寝っ転がった。布団からは不破っちの匂いが香ってくる。
「何かこの匂い落ち着くぺこな。結構好きかも」
本当はこのまま寝ても良かったけど、少し寂しくなり不破っちを待つ事にした。
そうしてテレビを見ながら待っていると不破っちが風呂から上がった。
「あれぇまだ寝てないん?布団は準備してあるよ?」
「え?ああ気づかなかったぺこ」
「それは無理ありすぎる」
「・・・うるせぇ〜ぺこ、早く寝るぞ!」
「布団嫌なら俺のベット使う?俺こっちでも全然ええし」
「そんなんじゃねぇぺこ!早く寝ろお前は」
「あぇ〜〜?」
そしてなんやかんやあったが不破っちがベッドに行ったのを見届けた後ぺこーらも眠りについた。