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amnv
at × ak
12日目
―――
at 視点
いつも通りの夜 。
やることも終わり 寝転がっていた 。
「 …ふぁ、 」
軽くあくびをすると 、 隣にいたあっきぃに声をかけられる 。
「 あっと眠いの ? 」
「 ん 〜まぁ、 」
その時 、 ちらっとあっきぃのスマホの画面が見える 。
画面に見えるのは 、 あっきぃと、 知らない女のツーショ。
「 … なにそれ 」
「 えっ? あー…これ、? 」
「 そう 」
そう言ってあっきぃは黙り込む。
きっと元カノだ。
嫌悪感で胸の奥がざらついた。画面を見ているだけで、喉が詰まりそうになる。 あっきぃの恋人は俺なのに 、 あっきぃには俺しかいないと思ってたのに 。
「 … 元カノ? 」
「 ぁ、そう 、だけど … 」
今の俺が怖いのだろうか 、 あっきぃの手は震えている。
そんな心配しなくても 、 俺は あっきぃが傷つくようなことは絶対しないって 決めたから 。
「 そっか 」
本当はまだまだ 言いたいことはあったが 、 つい言いすぎてしまうかもしれないから 俺は会話を終わらせた。
「 あっと 」
横から また声をかけられる 。
元気で優しい声 、 いっつも明るくて 、太陽みたいだ 。 俺の汚い部分も 溶かしてしまいそう 。
「 … 元カノに負けないくらい 、 俺たちで思い出作ろうね 」
にこっと微笑みかけてくれた 。
かわいい 。 不意にドキッとしてしまう 。
「 … もちろん 」
そうして あっきぃは ゴミ箱ボタンに手を置いた。
少しだけ迷うように 、 画面を見つめてから 。
ぽちっと 、 ワンクリックして 、 その写真は画面から消えた。
「 あっきぃ、? いや、え … そこまでしなくても 」
「 いーの ! 今もこれからも 俺の恋人はあっとでしょ? 」
でも … と 反論しようとすると 、 止められた 。
「 元カノ 、 浮気が原因で別れたし 」
少し悲しそうな顔をしていた 。
そんなあっきぃを見たくなくて 、俺は ぎゅっと抱きしめた 。
「 わっ、 え? あっと どしたの !? 」
「 … 愛してる 」
「 え、ええ? 急だなぁ … 笑 」
あっきぃの顔は少し赤くなっていた 。
恥ずかしそうで 、 嬉しそうで 、 かわいい。
あっきぃはずっとこのままでいて 。
ちゅ 、 と頬に口付けをすると 、あっきぃの顔はさらに赤くなった 。
「 かわいいねあっきぃ 」
「 うううっ … おれも あっと愛してるよ … ! 離れない!離さない! 」
「 ふ 、 離れる気ないし ? 」
絶対に 、 あっきぃは俺が守る。
元カノに負けないくらい 、 楽しいこといっぱいするし 、 俺が離さない。