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mtor
so × lp
13日目
―――
lp 視点
今日 、 しおんが1回も触れてこない。
いつもはしおんから何回も話しかけてきたり 、 何もないのに ハグしてきたり するのに 、 今日は一日中パソコンと向き合って 作業していた。
「 … 」
まあ、 めておらのリーダーなんやから そりゃ忙しいか!と 自分の中で言い聞かせるが 、 そんなんで寂しさがなくなるわけなかった。
「 …しおん 」
声をかけるが 、 まだ 彼はキーボードを鳴らしている。
そろそろ 、 構ってくれよ …!!
俺の目には若干涙が浮かんでいた 。
寂しかった 。 ただそれだけ。
「 …なあしおん 」
何回名前を呼んでも 返事は返ってこない 。
そんだけ集中してるってこと 。
頑張り屋なのは わかってる。 しおんのそういうところ 、 尊敬してるし 。
でも 、 無理してほしい訳じゃない 。 そんなずっと作業して 、 明日にでも倒れたらどうするん?
おれも … そろそろしおん不足で 泣きそうなんやけど 。
「 …ふぅ、 」
その時 、 作業が終わったのか 息を吐いて しおんは立ち上がった 。
「 わ、 らぴす? 」
ようやく 、俺の存在に気づいた 。
「 … 」
「 え、?どしたのらぴす 」
俺は黙り込んだ。
自分で言うのは 恥ずかしかったから 、 しおんに察してもらおうと思って 。
「 なんか … 怒ってる? 」
めっちゃ怒ってる。
しおんが構ってくれなくて 。
でも 、 俺は 。
「 別に 」
と 返してしまった 。 素直に 「しおんが構ってくれなくて 怒ってる」って言えばいいものの 、 冷たい態度をとって … これじゃ 、 どっか行ってしまうかもしれんのに 。
案の定しおんは「あ、そう…」とキッチンの方へ歩き出した 。
まずい。 やだ。 構ってや 、 しおん。
俺は しおんの 腕をガシッと掴んだ。
俺の手は震えている 。
「 …嘘 」
「 へ、? 」
意味が伝わっていないようだった 。
こんの鈍感が …!
「 だからっ、 怒ってる … 」
「 え、あ ぁ … 俺なんかした 、? 」
こくこく と 首を上下に動かす 。
お前のせい 。 全部な 。
「 お前が 、 ずっとパソコンで作業してるから …っ 」
俺が次の言葉を言う前に 、 しおんは 口を動かして 「寂しかったんだ?笑」と笑っていた 。
図星なんが悔しい 。
「 …、それに … お前頑張りすぎ 、 」
「 え? 」
「 すこしは休めっ!!! 」
そう言い 、 俺はしおんの頬に 軽くキスをした 。
しおんの顔は真っ赤で 、そして … 動きは止まっている。 まるで時が止まっているみたいだ 。
「 … あ、ありがと … らぴす、 」
「 ぇ、あうん … 」
真っ赤な顔で ありがとうって伝えられたら 、 俺もドキドキしてまうやろ …!!
「 …… あと …! 」
「 え、まだあるの、? 」
「 …おれのこと放置しすぎ …! 」
俺がそういうと 、 しおんは 数秒後 ぎゅっと抱きしめてくる 。
ああ、 しおんの体は暖かいな 。 安心する 。
「 …ごめんね、 らぴす。 」
さっきのお返しみたいに 頬にキスをされる 。
そのあと俺の顔をじっと見つめて微笑んだしおんの顔は 、 赤くなっていた 。
「 次は寂しい思いさせないからね 」