テラーノベル
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今日は久しぶりのオフ日。
目を覚まし、ベッドから起き上がりカーテンを捲ると、太陽の光が差し込んできて、思わず目を瞑った。
薄目で空を見ると、雲一つない快晴で、ぼくは太陽を避けるようにまたカーテンを閉じてベッドに戻り、頭から布団を被った。
時計の針は9時を指している。
隣にはすやすやと寝息を立てている若井が大の字で寝ていて、ぼくの寝るスペースを奪っているけど、上手いこと若井の横に丸くなり、もう一度目を閉じた。
どのくらい時間が経ったのか分からないけど、部屋の中が眩しくて目を覚ました。
頭から布団を被ってたはずなのに、暑かったのかいつの間にか布団から顔を出していた為、部屋の明るさに目が耐えきれなくて、目が開けられない。
薄目プラス視力が悪い目で隣を見ると、自分が目を閉じる前には寝息をたてていた若井がそこには居なかった。
まだ起きない頭でぼーっとしていると、下半身に違和感を感じて布団を捲ると…
「…な、なにしてんの?!」
「もふぉきおふぁひょ。」
視力が悪い為、ちゃんと見えている訳ではないけど、どこに行ったのかと思ってた若井が布団の中でぼくのを咥えていた…。
「ちょっ、、んっ、、」
少しずつ状況を理解し始める。
そして、やっと頭が起きて来た事で、身体の感覚も戻ってきて…
「あ、やっと硬くなってきた。」
若井は嬉しそうに笑うと、更にぼくのに刺激を与えてきた。
「あっ、やだぁ、、んんっ、」
感覚は戻ってきたにしろ、若井を引き剥がそうと押すが、まだ力が入らない手では、なんの意味もない。
「ごめん、ちょっと布団の中暑いわ。」
若井はそう言うと、ぼくから布団を剥ぎ取り、床に投げ捨てた。
「わぁー、明るいから全部丸見え。」
えっちだぁーと言いながら、太陽の光に照らされたぼくのをまた咥える若井。
「やだっ、見るなぁ!」
隠そうと辺りを見渡すが、布団は床に投げ捨てられしまった為、隠せるものが何もない。
わざわざ床に投げ捨てたのはこの為だったのかと気付いた頃には、履いてたパンツまで投げ捨てられていて、下半身は完全に露わになっていた。
部屋の明るさに慣れても、眼鏡をしていない為、あまり見えてはないけど、見えないから恥ずかしくないって訳では決してないので、抵抗しようと足をバタバタさせてみるけど、腰をガッチリホールドされているので余り意味をなさないし、こうなった若井は99%離してくれる事はないと長年の経験で分かっている。
「…若井、お願い、、カーテン閉めて?」
なので、この行為を止めさせるのではなくて、せめて部屋を暗くする方向に持っていこうと、俗に言う、可愛くおねだりと言うものをしてみた。
「むりー。」
が、恥をかなぐり捨てた捨て身の台詞は、若井の心を動かす事なく散っていった…
「もうっ!なんで!今のぼく、まあまあ可愛かったと思うんだけど?!若井、嫌い!」
もう、ヤケクソなぼくは最後の抵抗とばかりに、残りの1%に賭けてジタバタと暴れてみる。
「めっちゃ可愛いかった!だから、余計火がついた。」
若井はそう言って、ニッと笑うと、抵抗虚しく、またぼくのを咥えて、ジュボジュボと音を立てながら扱いてくるのと同時に、ぼくの後ろに指をあてて、ゆっくりと解すようにナカに挿れてきた。
そして、若井の指が三本に増やされた頃には、もうすっかり抵抗する気なんて起きなくなっていた。
「あっ、わかぃ、おねがいっ、、口離してっ、」
「イきそう? 」
そう聞きながらも、口を離してくれない若井を見ながら、ぼくは離して欲しくて必死に首を縦に振る。
「イッていいよ。」
若井はそう言うと、ぼくのお願いとは逆に、ナカも外も更に激しく刺激してくる。
「やだぁっ、あっ、待って、、んんっ、あ、出ちゃうからぁ、、 」
ぼくは若井の頭を押して、離そうとするけど、気持ち良すぎて、全然力が入らず、そのままクシャッと髪の毛を掴むと、ビクビクと身体を震わせた。
「うぁ、あっ、、だめっ、出ちゃうっ、、」
若井の愛撫に耐えきれなくなったぼくは、若井の口の中に欲望を吐き出す。
「んんっ、、あっ、、」
若井はぼくのを搾り取るように吸いながら、やっと口を離すと、ごくんっと口の中に吐き出されたものを迷わず飲み込んだ。
「…ぇ、は?!ちょっと! 」
「ん?なに?」
「の、飲んだの?!」
「うん。ご馳走様。」
「へ?や、最悪っ、、」
若井はチュッと軽くぼくにキスをした。
部屋が明るいから、意地悪そうに笑う若井がよく見える。
という事は、顔を真っ赤にしているぼくの顔も丸見えって事だ。
「恥ずかしがってる元貴も可愛いー。」
全部分かっててやるんだから、本当に性格悪い!
「もうっ、若井きらい!」
「えぇー、おれは元貴の事、大好きだよ?」
若井はそう言って、まだ挿れたままにしていた自分の指を引き抜くと、今度は硬くなった自分のをそこにあてがった。
「今日は休みだし、まだまだイけるよね?」
「ふぁっ、あ、、んんっ」
若井のがゆっくり挿入ってくる。
指とは比べ物にならない圧迫感に身体が勝手に震えてしまう。
「元貴のナカ、気持ちい。」
「やだぁ、イッたばっかなのにっ、、」
イッたばかりのぼくの身体はどこもかしも敏感で、若井のが奥に挿入ってくる度、若井がぼくの肌を撫でる度にビクビクと反応してしまう。
「ねえ、真昼間に太陽を浴びながらするのって、背徳感あってなんか興奮しない?」
「ばかっ、する訳ないっ、、んぅ、、」
「元貴のえっちな顔もよく見えるし、昼間にするのハマりそ。」
「キモいし、見るなぁっ、、」
真昼間からセックスさせられているこっちはたまったもんじゃない。
なのに、もう身体は若井を求めてて、ぼくは恥ずかしくて顔を隠した。
「ちょっと、顔隠さないでよ。 」
若井はそう言うと、顔を隠してた両腕を片手で手首の所で一纏めにして、ぼくの頭の上で拘束し、もう片方の手でぼくの片足を持ち上げると、奥まで一気に突き刺した。
「ああっ、はっ、、っ、、」
予期せぬ快感に、ぼくは下半身を震わせ呆気なく後ろだけでイッてしまった。
「やばっ、ナカめっちゃ痙攣してる。」
「ふぁ、あっ、、も、やだぁ、、」
気持ち良さそうに目を細める若井と、これ以上気持ち良くなりたくないと首を横に振るぼく。
「おれもイきたいから、もうちょっと頑張って?」
若井は、イヤイヤと首を振るぼくにキスをしながら、ナカの感触を味わうようにゆっくり腰を動かし始める。
「んむ 、、はぁっ、ぁ、、んんっ、」
「元貴のナカもキスも気持ちい。」
「ふぁ、、んっ、わかぃ、、」
「ん?」
「もう、きらいっ!分かってる癖に…!」
…ぼくが言いたい事、絶対に分かってる癖に、とぼけた顔しやがって!
「元貴、腰動いてるよ?」
うぅっ、やっぱり分かってるじゃんか!
いつも、がっつくように奥まで激しく責めてくるのに、今日は奥まで突いてきたのは最初だけで、あとはずっとゆっくり動いてる為、刺激が足りなくて、ムズムズする。
「おれの事、好きってちゃんと言ってくれたら欲しいのあげるけど?」
「んっ、なにっ、それぇ、、」
そういう事か…!
今日、ずっと若井に“嫌い”って言ってるから…
「おれは元貴の事大好きだよ?」
「んうっ、も、、やだぁっ、」
気持ちよくてイキたいのに、刺激が足りなくてイけないのが苦しくて…
「元貴は?」
「あっ、ん、、好き!好きだからぁ!」
ぼくは早く奥まで突いて欲しくて、足で若井の腰をギュッと抱きしめる。
「もっとちゃんと言ってくれなきゃダメー。」
「うぅ、意地悪っ。」
「おれの事、好きじゃないの?」
好きじゃない訳ないじゃん!
好きじゃなかったらこんな事してないし!
「ほら、ちゃんと言えたらもっとしてあげるよ?」
そう言って若井はギリギリまで引き抜くと、一気に奥まで突いてきた。
「ああっ、んぅ、、きもちぃっ、、」
「もっと気持ち良くなりたいでしょ?」
もっと若井のが欲しくてお腹の下がキュンキュンしてる。
「んんぅ、わかい…大好きぃ。」
「うん、おれも。」
若井のが奥まで何度も挿入ってくる。
「ふぁっ、んんっ、奥、きもちぃっ、、」
「っ、これをして欲しかったんでしょ?」
若井のが奥を突くたびに身体がビクビクする。
「あ、おねがっ、手はなしてぇっ、、」
「だめ。手離したら顔隠すでしょ?」
「んぁっ、あ、だって、、はずかしぃからぁ、、」
「感じてる元貴の顔、可愛くて大好きだよ?」
「あっ、あっ、あっ、んんぅ、や、激しっ、、」
「っ、可愛いっ。」
「んんっ、わかぃ、、」
「いいよ、んっ、おれもイきそ。」
「あっ、やぁ、、あっ、イ、くッ、、」
「っ、イクッ、、」
「…調子に乗りすぎじゃないですか?若井さん。」
「ゴメンナサイ。」
「なにそのカタコトのゴメンナサイは!絶対反省してないでしょ?!」
「やー、だってぇ、元貴が可愛いのが悪いというかー。」
「可愛くないし!てか、人のせいにすんなし!」
1回で終わると思ってたのに、結局3回も付き合わされたぼくは、久しぶりのオフだからやりたかった事が沢山あったのに、青い空がオレンジ色に変わる前に全体力を使い果たし、若井にブチ切れる羽目に。
「…怒った顔も可愛いよ?」
「ううぅ、やっぱり若井なんか大っ嫌いだぁ! 」
-fin-
コメント
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やりすぎちゃって怒られるひろぱも、せっかくの休みが潰されちゃって怒ってるもっくんも可愛すぎ!