俺の名はホークス。初登場ですら早すぎる男。
そんな俺には好きな人がいる。
5歳の時から今までずっと変わらない。
俺がその人を好きになったきっかけは公安に居た時の話だ。
目良さんが学校の制服を身につけた高校生位の女の子と何か話をしていた。
目良『いつもすみません…』
『いえ!全然!新しい子入ったんですよね!私小さい子は好きです!!』
と言ってお姉ちゃんが今気づいたのか俺の方を向いた。
と思うとすぐさま俺の目線に合わせて
『はじめまして。お名前なんて言うの?』
「……ホークス」
『そっか!私はとあ!よろしくねホークス』
いきなり話しかけられたもんだから俺はめちゃくちゃ同様していた。
「じゃあ…すみませんお願いします…」
『任せてください!!』
と言って目良さんはここから立ち去った。
『ホークスのその羽綺麗だね 』
俺の隣に座るとあちゃんは床に1つ落ちていた羽に目を向けて口を開けた。
俺は緊張していたのか口が開かなかった。
『…うーん…じゃあホークス、今からマジックしてあげる』
そう言って床に落ちていた羽を取る。
するとポケットの中に入っていたハンカチを羽に軽く被せた。
『よしホークス!私が今おまじないをかけました!!さっきこの中に入れた羽は私のおまじないで見えなくなっています。さぁ開けてみてください!!』
そんなはずはない。なぜなら羽の感覚があるから。
と思いながらハンカチを退けてみる。
「俺ん羽どこいった!?」
確かに感覚があるのにその羽はどこにも見当たらない。
『ふふっ…これがマジックだよ!!』
そう言って指を鳴らすとホークスの頭の上で羽が現れた。
「どうやったと?」
『私のマジックにタネはない…』
などと5歳の俺には意味のわからない単語を発言するとあちゃんに首を傾げていた。
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