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続きです!投稿ペース早いでしょ😹
(絶対後々投稿頻度が低くなる人)
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K2「──まずこの計画の概要を説明しよう。」
K2「御存知の通り、この科学の時代においても、かの南極大陸は謎のヴェールに包まれた土地だ。そこについ先日、驚くべき山脈が発見された。」
K2「誰が呼び始めたのか知らないが、”狂気山脈”。最高峰の推定標高は1万300mにもなるそう。」
K2「エベレストを1000m以上も超える、世界最高峰さ。」
K2「皆さん御存知だと思うが、先日、大規模な登山隊が組まれた。名だたる登山家たちが参加していた。」
K2「しかし、彼らは失敗した。帰還者は0だ。そのあまりに大きな失敗を前に、各国は尻ごんでいる。」
K2「だが、僕たちは登山家だ。今までにない大きな山が姿を表した。臆してる場合じゃない。」
K2「何が起こるかわからない、危険な挑戦になる。だが、夢がある。そうだろう?」
K2「どうだ、猫川くん。」
黒「俺はその場にあった景色を一枚の絵に収めるだけですよ。」
黒「例えそれがどんな景色でも、ね。」
凜々蝶(絶対言いたいだけ。)
直央(こういう事を隙があれば言ってくるタイプ。)
K2「それは高ければ高いほど、いい景色だろうな。」
黒「当然ですよ、そのためにてっぺんを目指すんですから…!」
K2「相宮くんはどうだい?」
直央「俺はいつも通り、山頂の景色を見ながらタバコを吸いに行くだけ。」
凜々蝶「携帯灰皿を忘れないでくださいね。」
K2「標高1万300mでタバコが吸えるかは怪しいところだが…」
直央「心配には及ばない。低温地帯でも燃える化石燃料を持ってきてるから。」(適当)
K2「ぬ、抜け目ないな。」
凜々蝶「タバコが先にしけそうですけどね…。」
K2「…緑井くんは、第一次登山隊に何か思うことがあるんじゃないか?」
凜々蝶「そうですね…。第一部隊の安否は特に追加情報はないってことですよね。」
K2「ああ、一か月前に連絡が途絶えてしまったきりだ。」
K2「正直なことを言うと、あまり希望を持てないだろう。」
直央「じゃあ俺達は救出とかよりも山の踏破に集中する形でいいのか。」
K2「まあ勿論見つかれば救出するだろうが、こちらから積極的に、というわけではないな。」
凜々蝶「あまり希望は持てない状況ですが、見つかる可能性にかけて、俺は行きますよ。」
K2「あまり無責任なことは言えないが、見つかるといいな。」
K2「ところで南極上陸の許可や、そこからの移動手段などはオスコー財団が手配してくれた。」
K2「狂気山脈周辺からは気候条件が厳しく、安全上の観点から航空機が飛ばせない。」
K2「だから南極上陸後、南極調査隊の犬ぞりを借りて山脈の麓、おおよそ4000m地点まで移動する。」
K2「そこから、標高差6000mの登山だ。目標は、山脈最高峰ただひとつ。」
K2「航空写真から割り出された地形図を元に、最も登頂確率の高いルートを割り出した。」
K2「第一次登山隊が通ったのと、恐らくほぼ同じルートだ。」
K2「何か質問は?」
全員特にないと答えた。
K2「さて、では作戦を立てよう。主に装備に関してだ。」
Aは極地法。
食料などが多く、重いので体力消耗が多くなるだろう。
Bはアルパインスタイル。
食料が14日分と少ない代わりに、軽いので体力消耗が少ない。
※あと軽量化もできます。
簡単に言えばAの装備で登山。後半になって少し重いからBにしよう(14日分まで減らそう)的なのにできるということです。(デポ)
K2「さて、AかB、どちらにするかね。」
黒「色々聞く限りAの方が良さそうだけど…」
直央「まぁAでも途中でBに変更できるからね…」
凜々蝶「あんまり初めからBにするメリットなさそう。」
凜々蝶「ちなみに第一次登山隊はどちらの装備で行ったんですか?」
K2「恐らくだが、第一次登山隊はAだな。」
直央「行方が途絶えた第一次登山隊と同じ装備というのも少し縁起が悪いような気もするけど、Aでいいかも」
黒「というかあまりにもBを選ぶ理由が無さすぎる…。」
黒「逆にBを選ぶと何かしら後々恩恵があったりするのかな?」
黒「…いや多分ないか」
※ないです。
K2「…ふむ、ではAの装備で行くということでいいか?」
黒「はい、異論ありません!」
K2「OK、賢い選択だと思う。」
凜々蝶(あれ、もしかして試されてた?)
そうしてブリーフィングを終える。