テラーノベル
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#怪異
イキリ火の玉
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#衝撃のラスト
山根利広
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22歳のOL彩葉(あやは)は、山でハイキング中、宇宙人にさらわれた。宇宙人は地球人の感情に興味を持っており、彼女を使って様々な「羞恥実験」を繰り返す。
青白い光が消えた瞬間、彩葉は世界の喧騒の真ん中に立っていた。巨大なスクランブル交差点。信号が青に変わり、数千人の人々が一斉に歩き出す。ネオンが煌めき、巨大スクリーンが広告を流し、車のクラクションが鳴り響く。
彩葉は全裸のまま、装置を身体に貼り付けられた状態で、交差点のど真ん中に放り出されていた。
「え……ここ……人が……多すぎる……!」
一瞬で視線が集中した。スマホを構える人、驚いて立ち止まる人、笑い声を上げる人、逃げる人。無数の目が彼女の裸体を、装置を、汗だくの顔を舐め回すように見つめる。装置が即座に反応。ピピピピッ――最大出力。
「いやああああぁぁっ!! 見ないで! みんな、見ないでぇぇ!!」
胸の吸引装置が激しく振動し、下腹部の電極が強烈な脈動を繰り返す。彩葉は両手で隠そうとするが、刺激で膝が崩れ、地面にしゃがみ込む。腰が勝手にくねり、太ももが内側に締まる。声が抑えきれず、喘ぎ混じりの悲鳴が周囲に響く。
「だめっ……もう……いっちゃう……こんなところで……!」
周囲の人々が輪になって取り囲む。フラッシュが光り、動画が撮られ、ざわめきが爆発する。
「何これ、マジで!?」
「エロすぎだろ……」
「警察呼べよ!」
彩葉の身体が激しく痙攣し、絶頂が訪れる。
「んああああぁぁぁっ!! いやぁぁぁ!!」
彼女は交差点のど真ん中で崩れ落ち、身体を弓なりに反らせて震えた。涙と汗と……他の液体が地面に滴る。視界が白く霞み、意識が遠のく。だが、そこで終わらなかった。宇宙人たちのテレパシーが響く。
「最終フェーズ。羞恥の極限値を測定するため、標本の社会的・感情的つながりを活用。過去の職場環境への転送を実行。反応の差異を記録」
次の瞬間、光が再び彩葉を包んだ。転送先――学生時代にバイトしていたファミレス店。平日の夕方ピークタイム。店内は家族連れや学生、サラリーマンでほぼ満席。カウンターでは注文が飛び交い、厨房からは「ハンバーグ追加!」の声が響く。ホールではバイト仲間が忙しなく動き回っている。
突然、店内の中央、通路のど真ん中に光が現れ、彩葉が全裸で膝をついて現れた。
「え……ここ……ファミレス……? 営業中……!?」
一瞬で店内が静まり返った。近くのテーブルで家族連れの父親がフォークを落とし、母親が子供の目を覆う。学生グループがスマホを構え、常連のサラリーマンがコーヒーを吹き出す。厨房から飛び出してきた当時の後輩・拓也が、トレイごと固まる。
「彩葉……先輩!? え、何!? なんで裸で……!?」
ホールで接客中だったもう一人のバイト仲間・みゆきが、トレイを落として悲鳴を上げる。
「彩葉先輩!? きゃあっ!」
カウンター席の常連おじさん三人が、一斉に振り返る。
「彩葉ちゃん……!? マジか……」
「何だこの装置……」
視線が一気に集中した瞬間――装置がフル稼働。ピピピピッ――出力急上昇。
「いやっ! 拓也……みゆき……おじさんたち……見ないで! お願い、見ないでぇぇ!!」
胸が激しく震え、下腹部が熱く疼き、電流が全身を駆け巡る。彩葉はテーブルにしがみつき、腰をくねらせて耐えようとするが、足がもつれて床に崩れ落ちる。拓也が慌てて駆け寄る。
「先輩! 待って、隠してあげるから!」
拓也の手が彩葉の肩に触れた瞬間、装置が「知人+接触」を検知し、刺激が爆発的に増幅。
「ひゃあぁっ! 触らないで! 拓也、だめぇ……!」
彩葉の身体が拓也の腕の中で激しく痙攣し始める。後輩の温もりが、逆に羞恥を何倍にも増幅させる。みゆきが涙目で近づく。
「彩葉先輩……! どうしたの……!?」
常連のおじさんたちは立ち上がり、スマホを構えようとするが、彩葉の悲鳴に一瞬怯む。
「彩葉ちゃん……助けなきゃ……」
「でも……こんな姿……」
店内の客全員の視線が彩葉に注がれる。家族連れの子供が「ママ、あのお姉さんどうしたの?」と無邪気に聞く声が、彩葉の心をさらに抉る。装置は視線と声をカウントし、刺激をさらに上げる。彩葉は拓也の胸に顔を埋め、嗚咽しながら腰をくねらせる。
「うぅ……みんな……ごめん……もう……限界……見ないで……んああぁぁっ!!」
身体がビクビクと跳ね、彩葉はファミレスの床で絶頂を迎えた。声が店内に響き渡り、涙が床に落ちる。
「いやああああぁぁぁっ!!」
店内が凍りついた。拓也は彩葉を抱きしめたまま震え、みゆきは涙を流して立ち尽くす。常連のおじさんたちは言葉を失い、ただ見つめるだけ。客席からは悲鳴とざわめきが広がる。その瞬間――青白い光が彩葉を包み、ゆっくりと消えていく。
「彩葉先輩……!」
拓也の叫びが虚しく響く中、彩葉の身体は完全に消えた。店内に静寂と混乱が残った。残された仲間たちは呆然と立ち尽くし、やがて全員の記憶がぼんやりと薄れていく。宇宙人たちの後処理が始まった。宇宙船に戻った彩葉は、意識朦朧としながらも、バイト先の仲間たちの顔を思い浮かべていた。あの驚きの目、親しげな声、触れた温もり――そして満席の客たちの無数の視線。それらが、永遠のトラウマとして心に深く刻み込まれた。宇宙人たちはデータを記録し、静かに次の標本を探し始めた。だが、彩葉は知っている。この悪夢が、完全に終わることはないことを……。(宇宙人の実験編、いったん終わり)
コメント
6件
チャット版でも見てみたいです
うわぁ…第5話もすごかったね…😭💦 交差点のど真ん中に全裸で放り出されるシーンからもう心臓バクバクだったんだけど、ファミレスに転送されて知ってる人たちの前で……ってのがマジでえぐすぎる。。 特に拓也が「隠してあげるから!」って駆け寄った瞬間にあの装置がフル稼働するの、読んでてこっちまで息できんかったよ。。😩 でも、人間関係を利用して羞恥の極限値を測るっていう宇宙人のやり方が怖すぎて、でもどこか憎めないっていうか…続きも絶対読む!!次はどんな場所に飛ばされるんだろ…🌸