胡 そういえば
途中、少し詰まっていたようですがどうかしたのですか、?
冨 あぁ、点字がすり減って読めない部分があってな
胡 成程、
伊 、そのすり減っているところに何か手掛かりがあるのではないか?
胡 確かに
その可能性は十分にあります
甘 あるか分からないけど、
何か手掛かりになりそうな物を探してみましょう!
胡 そうですね
煉 こちらの棚にはないぞ!!
不 こっちにもねーわァ
伊 こちらにもない
宇 こっちにもねぇーなー!
甘 こっちもありません!
胡 こちらもありません
時 こっちにもないです
冨 (、、、どうしたらいいのだろうか
冨 、もしかして壁、?((ボソッ
冨岡が壁を触り出す
伊 、何をしているんだね?
胡 まさか、壁に手がかりがあるとでも、?
冨 あぁ、その通りだ
胡 馬鹿なこと言わないでください
冨 (心外、!
冨 でも、一応やってみる価値はあるだろう
胡 っ、はぁ〜、分かりました
お好きにどうぞ
冨 、((壁を触り始める
見つからないな
、確かに壁にはない可能性の方が高い
それに結構な幅があるので調べるのは時間がかかる
あの巻き物、確か点字が無いものの方がよく出回っていたはず、
わざと目が不自由な人用の作りにしてあるのか?
だとしたら、もっと目立っていて分かりやすい居場所
聴覚、嗅覚、触覚、この三つを主に使って探せる場所、
チリチリ…
、?…何か音がする
(音がする方向に歩く
胡 ?冨岡さん、?
どうかなさいましたか?
冨 …
胡 冨岡さん?
冨 …
胡 、、と・み・お・かさ〜ん??
冨 …
冨岡が部屋の角に行きじっと見つめる
胡 、((イライラ
宇 どうしたんだ?冨岡?
不 なんなんだよあいつゥ、
伊 人のことを無視するとはどう言う神経をしているのだろうか
宇 冨岡?((冨岡の肩に触れる
冨 っ!?((ビクッ
宇 !?
冨 な、なんだ?
宇 いやぁ、ずーっと話しかけてんのに無視してるから声をかけたんだが、
冨 え、、すまない
全く気が付かなかった
胡 、そんなにも集中していたのですか?
冨 、あぁ
煉 そこに何があるんだ?!
冨 まだ分からん、ここから音がして気になって寄ってみたんだが、
、あ
何かに気が付いたような声を出す
柱 、?
コンコンッ((壁を軽く叩く
冨 やっぱり、
ここだけ音が違う((ボソッ
、ゴンッ((壁に穴を開ける
柱 !?
甘 ひぇ、
胡 な、なにして!?
冨 、ここだけ音が違ったのでな
胡 だからと言って壊さなくてもいいでしょう、
冨 おそらく、ここの部分だけ他と違う素材でできている
、他の壁よりも柔らかい
そうなったらここに何かあると思うのが普通だろう
胡 、確かに
そう言われると納得です
冨 、(穴に手を入れる
ゴソゴソ
コツッ
冨 ん、あった
取り出すとそこには二つ目の巻物があった
宇 おぉ!!
胡 また巻物ですか、
時 それも点字があるんですか?
(巻物を広げて、触る
冨 あぁ、
これにも点字がある
胡 じゃあ、早速解読お願いします
冨 わかった
「これを見つけた人へ告ぐ
ここの部屋は目が機能していない人用の仕掛けがある
ここの謎を解くためには目が機能していない人を連れてくる以外の方法はない
普通の人がただ目を瞑ってこの謎を解こうとしても無意味だ
この部屋の決まりは
まず、物語の謎を解き、壁にあるボタンを正しく押すこと
ただし、一回間違えるごとに、
何故、私がこのようなことを断言できるのか
これを読んでいる者は疑問に思うだろう
それは、私がこの謎を解き
この部屋から脱出したからだ
過去を晒け出された者は城にいる者のように気が狂ってしまう場合がある
だが、精神が強い人は大丈夫だと私は思う
最後になったが、この物語を解く手がかりは
子供、体、絵、龍
だ
頑張ってここを抜け出してくれ
健闘を祈る」
柱 …
悲 、過去を晒されだされる、か
胡 、どうしましょうか
甘 ま、まぁまぁ!
手がかりも見つかったことだし、早く脱出できるように頑張りましょう!
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