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次は優しく愛してね

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次は優しく愛してね

1 - 俺が犯した彼への罪

♥

266

2024年08月18日

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こんにちは~っ!


ねこもみじです~!


はい、前描いたイラストをサムネにして


使おうのコーナーです(?)


曲パロ…をイメージした感じです!


注意!!!


・青桃


・エセ関西弁


・御本人様とは関係者ありません


それではいってみよ!



桃「」


青『』


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



ミーンミーン…


蝉の音が鳴り響くこの夏、


日が強く眩しいので手をかざすと


透けて太陽の光が見える


毎年のように思い出す、


‪”俺が犯した‬彼への罪のことを‪”‬


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



ーー年前


『おはよ、ないこ』


「あ、…お、はよ、」


こいつの名前はないこ、


小さい頃から虐められていて


ずっと俺が守ってきた


でも、やっぱり人間不信に


なってしまっているようで


言葉が詰まりながらで会話している、


『今日さ、屋上空いてるみたいやから』


『そこでご飯食べん?』


「…うん、」



屋上につき同時に座る


座るとないこはお腹が減っていたのか


すぐに食べだした


「もぐもぐ…」


『んむっ、…もぐもぐ、』


『うまぁ~っ!!』


『これないこも食べる?』


「あ、…えっと、…た、たべる、」


『はいっど~ぞ~』


「ありが…とう、」


「あむっ、…んぅ、…もぐもぐ、」


『どう?』


「おい、しい」


少し、はにかんで感想を言ってくる、


にこっと笑うないこが可愛い、


『あ、そうや、今日一緒帰らへん?』


「?…いいよ、」


『おっけ!決まり!』


『じゃあ放課後靴箱で待ち合せな!』


「…こくっ、」



ーー放課後ーー


『ないこ!おまたせ~!』


「あ、まろ、」


『んじゃ、いこっか、!』


もう黄昏時になり周りにはあまり人はいない


‪”‬チャラチャラ‪”‬とお揃いのキーホルダーを


鳴らしながら 2人だけの時間を進める


チラッと横を見ると美形な顔、


この帰る瞬間は俺だけが見れるないこ、


俺は、…ないこに恋愛感情が芽生えている


ほら、好きになったら自分だけの物にしたい…


とか、いうやん、…な?


かなり俺は独占欲が強いんやろうけど()


俺だけの物にしたい、…どうすれば、


「…ろ、」


「…まろ?」


『あぁ、…ごめんごめんw』


『ちょっと考え事しててw』


「…俺の事…、?」


『ん?まー、そんなとこではある、』


「…俺の事…、嫌い?」


『え、いや、嫌いやないけど』


「…そっか、」


「俺達…友達…、だよね?」


……ともだち、


不安そうに俺を見つめるないこ、


そうやな、ないこは、友達、


友達…友達、


そう言い聞かせないと俺がおかしくなりそう、


『おん、もちろん友達やで、(にこっ』


ないこは友達…?




桃side



俺には唯一の友達がいる


まろ…いふっていう友達、


本当に唯一の友達といっていいだろう


俺は…小さい頃から虐められてて


ずっとまろが守ってくれた、


人間不信になってもずっと居てくれた


だからそんなまろだけはそばにいて欲しい


そう思って、まろに聞いてみた


友達だよね、って…


まろは、なんだか複雑そうな顔をしていた、


…俺とまろは友達じゃないの…?


なんでもないただの他人…?


いいや、俺からしたら他でもない


まろは友達…、!



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



…そう思っていたときもあった、



いつからだろう、


俺が虐められていたのは


もう昔のことのように思うが、


あれは確か夏休み明けの9月だったかなぁ、



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


いつもの様に学校に行っただけだった


バシャッ


「…え、?」


空から水が降ってきた


なんで、こんなの昔みたいじゃん


見たくはないが顔をあげると、


…クラスメイト達がけらけらと笑っていた


…まろは、…俺の事をただ見ていた


なんで、俺、なにかした?


なにもしてないよね、…なんでっ、?


涙が込み上げてきて、教室から飛び出した


「ッ…なんで、…なんでなんで、」


夏休み明けの登校日、


いつもの様に学校にいっただけなのに、


落ち着こうと空き教室に入った


「はーっ、…はーっ、…ふーっ、」


深呼吸をしてとりあえずは落ち着いた…はず、


「…、」


何度考えても信じられない


なんで、…その一言しかでてこない、


昔虐められていた時がフラッシュバックしてくる


けらけらと笑うその顔が、…


俺を食べようとする獣のようで、


怖くてたまらない、


ねぇ、…まろ、いつもみたいに助けてよ


そう思っていると、


ガチャッ


『…』


彼は俺の思考が分かりきっているように現れる


『大丈夫やった、?ないこ、』


「…ぃやっ、…大丈夫じゃ、…ない、」


「俺ッ、何がだめだった?」


「何が虐められる要因になったの、…?」


『…、(ぎゅっ』


『大丈夫、大丈夫やから、』


そういって頭を撫でるまろ、


「もうっ、…まろしか信じられないのッ…」


『…、』


…何故か、一瞬まろが微笑んだような気がした


『俺しか信じられないよね、』


『そうだよね、…』


『俺は、ないこのことしか考えてないから 』


『安心しぃ、』


「…うんっ、…ありがとうっ、…」




青side



‪”‬まろしか信じられない‪”‬


その言葉は俺の独占欲をまた強くさせた


今回虐めさせたのは俺、


俺が指示した、


ないこに俺しかいないって思って欲しかったから


また、やればもっと虐めさせれば


ないこは俺の事好きになってくれるよな、?




…そう、思っていた、


ないこは、その1週間後…


…誰の前からも消え去ってしまった


自殺をしたらしい、


そして自殺する前に遺書を書いていたらしい、


俺だけに、


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


親愛なるまろへ



俺、ずっとまろに守られてきたんだよね。


小さい頃から虐められてて、


助けてくれたのがまろだった。


嬉しかったよ、俺にとってのヒーローはまろ、


高校になっても俺の傍にいてくれたよね。


俺…本当はまろのことが好きだったのかも、


こう、友達のじゃなくて恋愛的な意味で。


でも、おかしいじゃん、男同士なのに、


だからまろは友達の関係だって


そう思い込んで過ごしてた。


好きって言おうと思ったりもしたんだ、


だけどね、夏休み明けの登校日から


虐められるようになっちゃったんだ。


なんでだろうね、俺には分かんないんだ。


好きっていう気持ちより、虐められて苦しい、


辛いっていう気持ちの方が強くて、


ごめんね、言えなくて。相談していれば


死なずに済んだのかなぁ…、


本当にごめん。


でもまろには沢山友達がいると思うの。


だからきっと大丈夫だよね。


好きだったよ、元気でね。


                                                   ないこ


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


『っ、…ぐすっ、…』


『ないこぉっ、…』


俺のせいや、俺が、好きってちゃんと言ってれば


こんなに独占欲が強くなければ、


俺だけのないこなんて思わなければっ


ないこは自殺なんてせずに済んだのに、


全部全部俺が悪い、


『俺も、早くないこのとこに行かないと』


口にした途端、頭がそのことでいっぱいになった


はやく、…はやく、…しんでないこにあわなきゃ


学校を飛び出して走り回った、


走って数分、白と黒のあるものが目に入った


そう、踏切


丁度踏切が閉まろうとしていた


今しかないと線路に踏み込む、


踏切が閉まり、電車がやって来る音がする


これで、…これでいいんや、


目をつぶろうとしたその時


「まろ」


聞き慣れた彼の声がした


ないこは、…透明になっていて少し透けていた


透明な君は俺を指さしてこう言った


「来てくれてありがとう」


「全部全部分かったよ、次は優しく愛してね」



その声を最後に俺は目を閉じた







ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



全部とは、なんの事でしょうね…、


そして、始めの日光の光に透けた手は、


…どういう意味だったのでしょう、


みてくれてありがとうございました!


それではまたね~*˙︶˙*)ノ”



この作品はいかがでしたか?

266

コメント

31

ユーザー

サムネも素晴らしくてストーリーも素晴らしい、、。 貴方様は神なんですか? 少女レイ一番好きな曲なので喜びとともに切なさもきました、、。

ユーザー

筆者の考察(あくまで書いた側の考えです) まず、始めに、日が眩しいため手を上にあげ、日差しから隠そうとするのは誰かということ、”‬俺が犯した彼への罪‪”‬…は、 自分の独占欲を抑えきれなく虐めさせ、 じさつにまで追い込んでしまった青さん、 手をあげ隠そうとするが透けている…ということはもうこの時点で亡くなっているということ、これが始まり…ならこの話は過去のことを語っている…。

ユーザー

よしガチ考察するわ(?) 前提としてこれは少女レイの曲パロとします((( まぁまず全部は、「次は優しく愛してね」の部分からクラスメイトに桃くんを虐めるように指示して、そこで青さんが助けて、桃くんに青さんしか信じられないと思ってもらう…という今回の虐めの全貌が全部分かったってことだと勝手に思ってる。青さんの恋情含め考えが、全部分かったって説もあるけどね。 最初の日光で透けた手は、おそらく死んで幽霊になった青さんの手…桃さんの手って考えもあるけどそれは一旦置いといて。まぁこの説(幽霊青さんの手)の根拠は二つある。一つ目、これは幽霊である根拠かな。[ーー年前]ってあるから。物語読んでったら分かったけど青さん桃くんが死んですぐ死にに行ってるから、この時まで生きてて…っていうのはちょっと考えにくい。二つ目、こっちは青さんである根拠。[”俺が犯した彼への罪のことを”]の部分。シンプル独占欲が強すぎたあまり虐めて、自分に依存するよう仕向けたことかなって。次、最初の手が幽霊桃くん説、これはこの考察書くうえで何回も物語読んだから思ったんだけど、[”俺が犯した彼への罪のことを”]この部分。これで桃さんが犯した罪…これは青くんをここまで依存させてしまったことじゃないかなって。死んで、全部(虐めの全貌が)分かった。じゃあ何故青さんはこんなことをしたか、桃さんを自分だけのものにしたかったから。そして遺書の部分で桃くんが青さんに恋情持ってて…全貌が分かったら『告白しておけば、まろの気持ちに気付いていれば』って罪悪感が沸いてきたのではと。結果的に桃くんも青さんも死んでるからね。桃さんが気持ちを伝えていたら、違う結末になった可能性があったから。そういうとこから罪の意識を感じてるんじゃないかなって。まぁ全部個人の意見だけどね 長文コメ失礼しましたー!!

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