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イチャつくカップルに苛立ちながら騎士(ないと)はいつもの道を歩いていたするとピューと赤い光を放つ何か見つけた。
「夢か?」と思ったが
「痛た…。!」と猫耳の女性が頭に手を当てながら立った。
「け、怪我ない?」たじろぎながらも気遣った。
「うんありがとう。」女性は満面な笑みを浮かべた。
「う、家来る?」
「悪いね私マヌヌよろしく。」ドキドキしながら握手した。
「俺騎士(ないと)大学生なんだ部屋狭いけどソファに座って。」マヌヌはソファで胡座をかいた。透けた下着がちらりと見え視線を逸らした。
「マヌヌ足閉じなよは、はしたないよ。」
「私の惑星では胡座は普通だけど此処の決まりがあるなら礼儀を弁えるわ。」マヌヌは足閉じる座り方に変えた。
「礼節て言うがあるんだよ何か食べる?」
「魚ない?」堂々と全裸くつろぐマヌヌに呆れながらも鯖缶を開けて皿にうつした。
「ほら食べなよ俺勉強してるから邪魔すんなよ。」
「わーいいただきます。」マヌヌが食べてる間にフランス革命について勉強していた。
「フランス革命?」
「お、お前邪魔するなよ!」鼻血を拭きながらマヌヌに服を着せた。
「何か地味だけど良いわ。」頭をかきながら再びフランス革命について勉強した。
「マヌヌ眠いなら寝たら?」
「おやすみ。」コイツ完全に猫だと騎士はそう思った。
勉強を終えキッチンに向かいフライパンで肉を焼いているとマヌヌの鼻がヒクヒク動き出した。
「マヌヌ出来たよおいで。」
「美味しそういただきます。」美味しそうに食べるマヌヌに父性本能が芽生えた。
「お前が惑星に戻れるまで居ていいぞ。」
「騎士は優しいんだね。」
騎士はフフと笑った。
「マヌヌタオル濡らしたから拭きなよ。」
「助かるよ~。」マヌヌが服を脱ぎ出し騎士はまた目を逸らした。
「さっぱりした。」目を逸らしながらタオルを取って洗面所に行った。
「ねぇ騎士何でたまに目を逸らすの?」
「お前が躊躇なさ過ぎるからだろ。」マヌヌは首を傾げた。
「俺今からバイトだから。」
自宅を出てコンビニに向かった。
「騎士君顔赤いよ。」
「そ、そうすか。」気まずそうに笑いながらレジにはいった。
一方でマヌヌはお腹を出して寝ていた。
「ただいま。」バイトから帰ってきた騎士はタオルを掛けて優しい笑みを見せた。