テラーノベル
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書くぜ☆
そろそろ終わりかな〜
それじゃあ本編すたーと!
※キャラ崩壊注意!
しばらく、部屋にたっていると、にこがはいってきた。
腹から血は流れていたが、何事もなかったかのように歩いてくる。
その仕草は、大事な仕事を任せられ、それを全うしようとしているようだった。
にこ:「お帰りになられますか?」
静かな声でにこは2人にそう聞いた。
2人は黙って頷き、にこについて行った。
にこは物音一つたてず、静かに2人の前を歩いていた。
門のところまで来ると、自然な仕草で門を開け、2人を外に促した。
にこ:「最後に、これだけは守っていただきたいことがあります。」
にこは神妙な面持ちでそう言った。
にこ:「ここでの出来事は、誰にも話さないでください。もし、話した場合には、あなた達の命はありません。」
これまでの聞いた中で、ずっと落ち着いた、暗い声をしていた。
にこ:「あと、もう生贄は捧げなくていいですよ。尊い命が奪われてしまいますから。」
すこし、明るい声でにこはそう言った。
にこ:「では、さようなら。あの方たちを解放していただき、ありがとうございました。」
にこはそう言い、地面まで頭がつくほど頭を下げた。
2人は、無言でその姿を見つめていた。
2人の目には、それぞれ違った決意が込められているようだった。
玲:「わかりました。」
それだけいうと、玲はにこに背を向けた。
ゆうかは、その玲の姿を見て、少し戸惑ったような表情をしたが、
ゆうか:「ありがとうございました。」
そう言って玲のあとについて行った。
門の前で1人残されたにこは、2人の姿が見えなくなるまで見送っていた。
その表情は、安堵と寂しさが混ざったような表情だった。
2人はまたやみくもに森を彷徨っていると、ついに村に着くことができた。
村では、沢山の人達が話し合っていた。
2人の姿を見ると、外に出ていた人たちは驚いてこちらに来た。
1人の男性が村長を連れてきた。
村長は、2人の顔を見ると信じられないといった表情をしたあと、安心したような表情になった。
村長:「さあ、せっかく帰ってきたし、祭りでもしようじゃないか!」
村長は陽気にそう言い、村の男達に準備をさせに行こうとした。
玲は村長を呼び止め、
玲:「村長、もう生贄はいりません。もう大丈夫です。」
そう言った。
村長は驚いたが、嬉しそうな顔になり、黙って頷いた。
その晩は、村をあげての盛大な祭りが行われた。
広場の中央には、玲とゆうかの像があった。
玲とゆうかは、生涯誰にも館での出来事を話さなかった。
玲とゆうかのことは、この村がある大陸がなくなるその時まで、語り継がれていった。
時は少し遡り、玲とゆうかが館を出ていったところまで戻る。
玲とゆうかの姿が見えなくなると、にこは静かに息を吐き、門をしめた。
にこは館には戻らず、庭にある神殿にむかった。
神殿は、ガラス張りではなく、しっかりとした建物に変わっていた。
その中に入ると、中には机と椅子があり、椅子に1人の少女が座っていた。
にこは少女の前で土下座した。
にこ:「御主人様ッ、御主人様ッ、私にこはしくじってしまいました。申し訳ございませんッ」
にこは泣きそうな声でそう言った。
少女は泣きそうになりながら謝るにこの前に立った。
そして、冷たい声で言った。
???:「たしかにお前はしくじった。」
その声を聞いた時、にこの体が震えていた。
???:「でも、にこはReilaのために頑張った。その事実だけでもういいよ」
その声はとても優しかった。
にこは顔を上げ、もう一度頭を下げた。
にこ:「私はこれからもッ御主人様のために働いてまいりますッ」
その声を聞いた少女は、とたんに無表情になった。
???:「もういい。Reilaはあの人のとこに行く。」
その言葉を聞いた途端、にこは弾かれたように立ち上がった。
にこ:「でもッでも、それじゃあ、御主人様はッ」
混乱していて、言葉が見つからないようだった。
少女は黙って頷くと、窓まで行って外を見ながら優しい声で言った。
???:「だからね、にこには、もうみんなのところに行ってもらおうと思って。Reilaはいけないから」
にこはそれを聞くと、ずっとこらえていた涙が両目からこぼれてきた。
にこ:「でもッ私は御主人様をッ御主人様といるために”作られた”のにッ」
作られた。
たしかににこはそう言った。
そう。
にこはこの少女が1人にならないよう、少女の一番星だった人が作った幻だった。
???:「ありがとね、にこ」
少女はそう言ってにこを抱きしめた。
???:「大好きだよ」
少女がそう言った途端、にこの体が輝くような光りに包まれた。
どんどんにこの体は透明になっていく。
にこは、大粒の涙を流しながら少女を見ていた。
もう、ほとんど消えかかった時、にこは口を開いた。
にこ:「向こうで待ってます。絶対に。また会いましょう!Reila様!」
少女はそれを聞いた時、驚いたような顔をして、顔いっぱいに笑顔を作った。
光となって消えていくにこに、少女はこう言った。
???:「ありがとう!いつか、また会える日まで!」
そう言うと、にこの体は消えて光が空へ昇っていった。
その光が見えなくなると、少女は独り残された部屋の中でうずくまった。
???:「独りに、なっちゃった…」
少女はそう言うと、机の上においてあった宝石と、髪飾りを手に取った、
宝石をチョーカーにつけ、髪飾りを前髪の耳にかけている方につけた。
そうすると、少女は神殿を出て、館に手を当てた。
すると、館が光りに包まれ、さっきのにこのように空にのぼっていった。
館があったところは花畑になっていた。
その中央には、たくさんの棺が残されていた。
少女は残された棺を見て、寂しそうに笑った。
???:「さて、そろそろReilaも逝こうかな」
そういった少女は、驚いたように後ろを振り返った。
立ち上がった少女の後ろに、玲がいた。
玲:「やっぱり裏がいたか。」
静かに玲はそう言った。
???:「あは、バレてたのか〜」
少女は悔しそうにそう言うと、少し笑った。
???:「ねえ、そんな鋭い君にお願いがあるんだ」
少女は楽しそうに言った。
???:「この棺を埋めてほしいんだ。」
玲は黙って頷いた。
玲:「そのつもりでここに来た。」
それを聞くと、少女は安心したように笑った。
玲よりもすこし幼いようだった。
???:「へぇ、優しいね」
すこし表情に影ができたようだった。
???:「じゃあね。この人たちをよろしくね。上から見てるよ」
そう言って少女は神殿に戻ろうとした。
玲:「待てよ。」
そんな少女を思わず玲は止めてしまった。
???:「えぇ?なぁに?」
あどけない雰囲気で振り返った少女。
玲:「お前はいいのかよ。」
玲はふと腹が立った。
沢山の人を殺しておいて、自分はのこのこと死のうとしている。
それが許せるわけがなかった。
でも、少女の孤独さが少女からにじみ出ていて、怒鳴るわけにもいかなかった。
玲:「お前はずっと一人でやってきたんだろ?なのにすぐにそんなに捨ててどうする。」
怒鳴ることもできないので、玲は自分の考えをぶつけた。
玲:「お前を残した人のことは考えなかったのか?」
それを聞いた時、少女は無表情になった。
その表情はにこの無表情に似ていた。
玲の言葉を聞いた少女は、諦めたようにため息を付くと、一つ言った。
???:「じゃあ、みんなの隣に死体を埋めてよ。ついでに剣と短刀と弓矢も棺に入れといて」
少女いわく、隣で眠ることで自分を殺したやつをいつでも見ることができると考えたらしい。
玲はそうは思わなかったが、要求を飲むことにした。
玲:「わかった」
玲がそう言うと少女は神殿の中に入っていった。
しばらくして、物が落ちる音がした。
ドアの隙間から、真っ赤な血が流れてくる。
玲が神殿の中に入ると、宝石と髪飾りを大事そうに持ったまま少女は息絶えていた。
安らかに微笑んだ顔で。
玲は少女の要求通り棺を埋め、全員に石を立てて墓を作った。
全ての墓の前で手を合わせ終えた頃には、もう月が高くのぼっていた。
それを見て、玲は小さく息を吐いた。
そして、全ての墓に目をやり、
玲:「また来るよ。」
そう小声で言った。
すると、棺を埋めたところでそれぞれが手をふっていた。
幽霊の姿で。
玲はふっと微笑み、手を振り返し、帰っていった。
玲はその命の灯火が消える日まで、その場所に一人で通い続けた。
【2人の迷い人と不思議人 本編 ー完ー】
本編が終わったぁぁぁ
きいついたらほぼ四千字かいとるんやけどww
つぎは番外編だね!
楽しみにしててね〜!!
コメント
53件
番外編っ!!
終わったぁ〜…! 番外編楽しみっすねぇ…