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あの後は普通に私達怒られたよね
魅華)私悪くねぇし〜
雪月)私も悪くないし〜
孝慈)お前らのせいで俺が死にかけた!
せんせーの前で大人しく正座してしょぼんとしょげる
魅華)それは雪月の方です〜
雪月)一応主である魅華にセクハラしたからな仕方ない
孝慈)お前の将来の夢しょぼすぎだろ魅華
魅華)こんな人に旦那が出来ると思うか泣くぞ
シクシクと顔を手で覆うと雪月が私の頭を撫でてくれた
雪月)孝慈が泣かせた〜!
孝慈)俺のせいか!?
雪月)当たり前だろ、華炎達もなんか言えよ
華炎)やーいやーいヤバいやつー!
真琴)僕の可愛い魅華ちゃん泣かせるとかサイテー!(?)
鈴)おー可哀想に…俺の可愛い嫁に手を出すとは…(?)
魅華)誰がお前達のになったシバくぞ?おん?
ぷくっと頬を膨らませるとぷすっと頬に指を突っ込んできた
魅華)んぅぅ…ていうか私お婿さんとるつもりねぇし男っ気混ざりだからさ
しくしくと泣いてる孝慈せんせーの頭を扇子でぺしんと叩いて「じゅぎょー始めましょ」と言えばメソメソしてた孝慈せんせーが「授業始めるぞ〜」と、声を掛け全員が座る
午前10時
ある程度授業が進み休憩時間の時
孝慈)魅華、急遽だが仕事だ行けるか?
魅華)え〜…等級?とか別れてるんですか?
肘を着いて聞くと「雑魚と雑魚と雑魚には変わりねぇから!ほれいくぞー」と私の腕を掴んだ
魅華)ちょ、せ、雪月!雪月ー!
雪月)呼べば行くから〜ガンバ〜
魅華)バカ!アホ!早く来いよー!!!!
雪月)ばいばーい
中庭
魅華)んで何?お仕事がなんたらって言ってたけど…
孝慈)あ〜、そうそう実はね○○駅で行方不明者が現れたり死んだりしてるんだ
魅華)んでんで?それをどうしろと?
孝慈)解決して来いってことだな、○○駅から○○駅の間でよく行方不明者が現れてるんだ電車の中で行方不明なんて滅多にないだろ?
魅華)フム…それもそうか、いわゆる神隠しって奴か?
孝慈)まぁ、そういう事だな
どこかで聞いた事ある話だ…そこでひとつ聞いて見た
魅華)…私に神の相手をさせるってか?
扇子を開いて次に手が現れたのはキセルを持っていた
孝慈)…よく分かったな
キセルに口をつけ煙を吸ってから煙を吐き出す
魅華)やっぱりか、2000幾つに確かどっかのネット上で騒がれて…その時にちらっと見たんだよ
孝慈)神隠し…きさらぎ駅だ
魅華)ふーん?その理由は?
孝慈)お前が放浪の神だと分かったからだ
魅華)…チッあーもう、きさらぎ駅という名の神が人を隠したんだ、出てくるのは神なのは当たり前だ
魅華)きさらぎ駅は私が対処してやる、だが探索には向いてねぇから誰か連れさせて来い
孝慈)じゃああの双子連れてけ、探索に向いてるからな
魅華)ん、あー…そうだせんせ
教室に戻ろうとした先生を呼び止めると動きを止めてこちらを振り返った
魅華)このこと、黙ってて下さいよ私は一応神なだけであって正真正銘の神じゃない…中途半端な神様だから神隠し系の話を全て持ってこられても対処は多分出来ないと思う
孝慈)…あぁ、分かった
私は獣人神の両親の間で生まれた、2人は優れた獣人神だったが醜い妖怪に力を吸い取られて体をズタズタにされたり骨をバキバキにへし折られたり生きたまま手術させられたり薬漬けにされたりどこか1部を切り取って薬漬けにする…そんな醜い光景が小さい私の脳裏に深く刻み込まれ深く焼き付いている
私は両親の敵討ちのために妖怪を引き連れて現れた男を必ずこの手で殺す…妖怪として死ねると思うなよ、お前は人として殺す
どす黒い感情に飲まれそう…でも今はまだその時じゃない…この感情に飲まれるのはあいつが私の目の前に現れた時だけだ
魅華)真琴〜鈴〜!悪いけど仕事手伝ってよ!
中庭からそう叫ぶと2人は「なんか奢りな〜」と言って窓から飛び降りてきた
魅華)奢りって…あんま高いの奢ってやれないから
2人)よっしゃー!
この仕事を安請け合いするべきじゃなかったと後悔するのはまた次回